天皇陛下が新年のメッセージ(全文)コロナで「私たちの日常は大きく変わった」
安心して暮らせる日々「遠くない将来に来る」こと信じ
私たち人類は、これまで幾度も恐ろしい疫病や大きな自然災害に見舞われてきました。しかし、その度に団結力と忍耐をもって、それらの試練を乗り越えてきたものと思います。今、この難局にあって、人々が将来への確固たる希望を胸に、安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ、皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら進んでいくことを心から願っています。 即位以来、私たちは皆さんと広く接することを願ってきました。新型コロナウイルス感染症が収まり、再び皆さんと直接お会いできる日を心待ちにしています。そして、今年が皆さんにとって希望を持って歩んでいくことのできる年になることを心から願います。 ここに、我が国と世界の人々の安寧と幸せ、そして平和を祈ります。
少しでも穏やかな年になるよう「心からお祈り」
皇后さま:この1年、多くの方が本当に大変な思いをされてきたことと思います。今年が皆さまにとって少しでも穏やかな年となるよう心からお祈りいたします。また、この冬は早くから各地で厳しい寒さや大雪に見舞われています。どうぞ皆さま、くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように。 <了>