【卓球】張本智和 6年ぶりVならず…世界1位にストレート負け、得意のバックハンドで攻めるも
◇卓球WTTファイナルズ最終日(2024年11月24日 北九州市立総合体育館) 卓球のWTTファイナルズの最終日が24日、福岡県北九州市立総合体育館で行われ、男子シングルス決勝で世界ランク7位の張本智和(21=智和企画)は世界1位の王楚欽(中国)と激突。0-4のストレートで敗れ、6年ぶりの国際大会タイトルはならなかった。 第1ゲームはまさかの10連続失点。スタートダッシュを許して、2-11。第2ゲームは得意のバックハンドで反撃。接戦に持ち込んだが、8-7から4連続で得点され、8-11で落とした。 第3ゲームも1-7とリードを許す展開。フォアハンドなどでじわじわと追い上げたが、7-11と3ゲームを連取された。 第4ゲームは序盤から一進一退の攻防。しかし、終盤は連続失点。最後は自身のサーブミスで5-11となり、敗戦が決まった。22年10月の世界卓球(団体戦)では3-1で勝利した相手だったが、1ゲームも奪えなかった。 今大会の張本は初戦で世界5位の梁靖崑(中国)に3―1、準々決勝では韓国のエースで同15位の張禹珍をストレート3―0で撃破。準決勝では同2位で次世代のエース・林詩棟(中国)をフルゲームの死闘を制していた。 パリ五輪では個人、団体ともにメダルを逃した張本。10月のアジア選手権で男子シングルス50年ぶりの金メダルを手にした。前身のワールドツアー・ファイナルを制した18年以来となる6年ぶりの国際大会タイトルを狙ったが、あと一歩届かなかった。