秘蔵の酒に出会えるチャンス! 人気イベント「北アルプス呑み歩き」が9月14日・15日で開催
老舗の酒蔵『市野屋』は女性からも人気も高い日本酒が話題
1865年創業、明治時代の土蔵群が残る酒蔵です。2023年より、「食す快楽を最大限化するSAKE」をコンセプトに新日本酒ブランド「RYUSUISEN」をスタート。地元県産の「美山錦」や「ひとごこち」などを使った酒を醸しています。
2022年に導入した秋田杉づくりの麹室で麹を造り、ほのかに杉の香りがするのも特徴で、生酛(きもと)づくり(乳酸菌を取り込み酵母を育てる製法)を得意とする女性杜氏も活躍しています。女性からの評価も高く、アジアを中心に世界展開もしている実力派の酒蔵です。 ●SHOP INFO 市野屋 住:長野県大町市大町2527-イ
日本酒「白馬錦」で有名な『白馬錦酒造』(旧 薄井商店)
日本酒「白馬錦」で有名な『白馬錦酒造』。1906年(明治39年)創業した酒蔵は、地下に「清酒貯蔵庫」があり、夏場でも日本酒にとって最適な温度で管理されています。半径7kmの農家で栽培された米だけを使い、女清水で醸す日本酒は、令和5年度『新酒鑑評会』にて「金賞」を受賞。『オーストラリア酒アワード2024』では、「ゴールド賞」を獲得しています(いずれの銘柄も「白馬錦 金紋錦 純米大吟醸」)。
平成19年より就任している松浦杜氏は、食中酒として楽しめるように「甘からず、辛からず、呑み飽きない酒」を目指しています。「杜氏は生き物相手の仕事。まだ解明されていない発酵の世界を追求していきたい」と、伝統を重んじながらも意欲的に新しい日本酒の世界を広げています。 その情熱が形となったのが、「STARS AND SPARKLES」。長野県産のひとごこちを原料米に、シャンパンと同じ原理を用いて瓶の中で二次発酵させることで、細やかな泡とジューシーな香りを表現。日本酒の新たなファンを取り込む一本を生み出し続けています。 ●SHOP INFO 白馬錦酒造 住:長野県大町市大町2512-1
常に最上の酒造りを目指す1923年創業『北安醸造』
最後は1923年創業の『北安醸造』。大町市内で最大級の木造建築の蔵で、二階に麹室のある珍しい造りです。北安の最大の特徴は、冬に醸造されたすべての銘柄の酒を一升瓶で貯蔵している点。純米大吟醸など温度管理のシビアな銘柄のみ、この方法を取る酒蔵もありますが、すべての銘柄を一升瓶で貯蔵するのは非常に稀有。「日本酒にとって一番良い貯蔵法」であると、手間を惜しまず取り組んでいます。