【菊花賞】神戸新聞杯組は15年で12回連対 割引データなしのメイショウタバルが中心
前走着順を重視してメイショウタバルを本命に
菊花賞のデータをまとめる。 【好走率アップ】 A「キャリア6戦」 B「前走が神戸新聞杯」 C「前走1番人気」 【好走率ダウン】 D「前走が2勝クラス」 E「前走4着以下」 F「前走が0.6秒以上の負け」 【勝ち馬なし】 G「キャリア4戦」 H「美浦所属馬で、前走2番人気以下」 【連対馬なし】 I「美浦所属馬で、前走馬体重が480kg以上」 今回、プラスデータを3つ持っている馬はいない。2つ持っているのはアドマイヤテラ(AC)、シュバルツクーゲル(AC)、ヘデントール(AC)、メリオーレム(BC)の4頭だが、それぞれマイナスデータを抱えている。 特に、I「美浦所属馬で、前走馬体重が480kg以上」は連対馬が出ていないデータなので、該当するシュバルツクーゲルとヘデントールの2頭は消しだ。残ったアドマイヤテラとメリオーレムも、それぞれ連対率の低いデータを抱えており、本命にしづらいため一旦保留にする。 そこで、プラスデータ1つ、マイナスデータなしの馬を探してみる。該当するのが、神戸新聞杯3着のショウナンラプンタと、同1着のメイショウタバル。神戸新聞杯の1着馬は過去15年で5勝、2着1回。同レース3着馬は3勝、2着2回と、わずかながら1着馬の方が結果を出している。よって、◎メイショウタバル、◯ショウナンラプンタの順とする。 保留にしたアドマイヤテラとメリオーレムは、プラスデータが2つあるため押さえておく。マイナスデータが少ないアドマイヤテラ(D)が3番手、メリオーレム(EF)が4番手だ。 ほか、気になるのはダービー馬ダノンデサイル。プラスデータはないが、マイナスデータもない。ダービーから直行して連対したのは昨年のタスティエーラだけだが、そもそもサンプルが3頭しかおらず、直行が主流の現代競馬だけに、これからトレンドとなるかもしれない。(データ的に)先物買いの意味も込めて押さえる。 最後にハヤテノフクノスケ。プラスデータC「前走1番人気」、マイナスデータD「前走が2勝クラス」に該当している。この「D」は、連対率こそ低いが複勝率は悪くなく、3連系の馬券で考えればマイナスとはならない。3連系のヒモ穴として押さえておきたい。 ◎メイショウタバル ○ショウナンラプンタ ▲アドマイヤテラ △メリオーレム ×ダノンデサイル ×ハヤテノフクノスケ 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 競馬以外で秋の淀の楽しみといえば、各地から名店が集まる「関西ラーメンダービー」。しかし、今年はすでに中止が決定しているのだとか。ショック。
門田 光生