中野寛太が同じ旭化成の先輩を下して優勝 「一日通して集中を切らさずできたのは自信になった」/柔道
柔道・グランドスラム東京大会最終日(8日、東京体育館)男子4階級、女子3階級が行われ、男子100キロ超級は中野寛太(24)が頂点に立った。3試合を勝ち抜いて迎えた決勝は、所属先・旭化成の先輩でもある太田彪雅(ひょうが、26)を延長の末に内股での技ありで破った。「一日通して集中を切らさずできたのは自信になった」とうなずいた。 ジュニア時代から将来を嘱望されてきた中野は、4月に全日本選手権を制した。パリ五輪男子最重量級日本代表の座は1学年下の斉藤立に譲ったが、4年後のロサンゼルス五輪へ代表争いがスタートした今大会で結果を残した。「目の前の試合を死に物狂いで取れるように。国内でも勝って、海外の選手にも勝てるように」と、来年6月の世界選手権(ブダペスト)代表入りを目指す。