借金100万円あった汚部屋、家事嫌いのポンコツ4児母が「捨てる」ことで1千万円貯蓄
汚部屋、借金、家事嫌い。3拍子そろった主婦が、まさかの1000万円貯蓄を達成。その秘訣は「片付け」にありました。 【画像】なごみーさんの貯蓄ゼロ期の家計簿
家計管理と整理整頓の関係とは
『ポンコツ4児母ちゃん、家を片付けたら1000万円貯まった!』(KADOKAWA)は、4児の母であるなごみーさんの節約奮闘記。独身時代にはうまいビジネス話にのっかり、100万円の借金をつくったことも。 がむしゃらに借金を完済したタイミングで結婚するも、貯蓄はゼロ。翌年に長男を出産したのを機に、真剣に家計を見なおしたそうです。 家賃を抑えるために引っ越しを決意した時、「大量の使っていないものたち」を発見。買っておきながら使わずに溜め込み、やがてゴミ判定されるものたち。 お金をゴミ箱に捨てるというような虚しさは、私にも覚えがあります。なごみーさんは「お金と片付けは密接に関わっている」と痛感するのです。
部屋を片付けたら、心もすっきり
「徐々にすっきりしていく部屋を見ていくうちに、自分の気持ちもすっきりすることに気づいた」と本書にあるように、ものの多さと心の雑念は比例するのかもしれません。 また、いったん片付けたら今度は「もう荒らしたくない」と思うもの。さらにものの定位置やしまい場所を把握すれば、無駄な買い物も減るのです。 なごみーさん流の片付けの基本は、「手放す→住所を決める→しまう」の単純明快ステップ。しかも「要らないものを手放すだけで片付けは8割がた終了」するのです。同時に「手放すかどうか悩んでいた時間も手放せる」という、今後の生活のタイパにもつながります。 わかっちゃいるけど捨てられない、という人は、本書にならって基準を決めるといいでしょう。「1年以内に使うかどうか」「自分が管理しきれるかどうか」が判断基準です。 手始めは冷蔵庫がおススメと本書。期限が切れたものを手放していくことで、「捨てる」という抵抗感がなくなっていくそうです。
整理整頓でものの流れが見える
冷蔵庫や食器棚、クローゼットなどを片付けていると、山積みの備蓄品や用途不明に買ってしまった衣類などが発掘されるのではないでしょうか。乾物や缶詰の大量買い、バーゲン時期の衝動買いの結果です。 ものの流れや自分の買い方の癖があぶりだされるのも、片付けの利点かもしれません。 なごみーさん一家の洋服事情は、「一人あたり1シーズン3セットまで」。 なごみーさんにいたっては、私服の制服化を断行。自分に似合う服を吟味し、それをルーティン化すればタイパに次ぎコスパ、エネパにもなるのです。もちろん、洋服の無駄買いもなくなります。