借金100万円あった汚部屋、家事嫌いのポンコツ4児母が「捨てる」ことで1千万円貯蓄
片付けのNG行動を知っておこう
引越し、衣替え、環境の変化などをきっかけに「いざ、片付けるぞ!」と意気込んだあなた。やりがちなNG行動を、本書からいくつか抜粋してみました。 ●小物収納を買い足す 片付けには収納が必要、という思い込みを捨て、まずは捨てることに専念。 ●余白キラーになる 「何か入れられる」からといって、何かを入れる必要はなし。 ●収納テクを追い求める 収納テクに固執して、不要な収納グッズを買わないように注意。 ●他人のものを勝手に捨てる 一年以上も放置してあるものだとしても、必ず確認を取ってから捨てる。 意外にやりがちなのが、先に収納グッズをそろえてしまうこと。収納グッズがあるから、何かを入れなければという心理が働いてしまうのかもしれません。 とにかく「捨てる」にフォーカスしていけば、「捨てる→必要なかった→お金を無駄に使ってしまった」という、残酷ともいえる反省ループに陥るはず。この現実を自らに突きつければ、必然的にお金が貯まる思考になるのではないでしょうか。 けっこうつらい、過酷な道のりかもしれませんが、一度覚悟を決めてやってしまえば、あとは少しずつお金が貯まる方向に人生が動き出すはずです。
お金の流れを明確にする
片付けがひと段落したところで、実際のお金の流れを見ていきましょう。 節約や貯蓄に欠かせないのがポイ活ですよね。ポイ活アプリにクレカやポイントカードで貯まるポイント。この付加価値はけっこう大きいです。 ところが、なごみーさんはあえて「クレカ封印、現金払い」を自分に課せたのです。なぜなら「一旦すべてを現金払いに戻して家計の正常化を図る」ためでした。 クレカやQRコード決済など、いわゆるお札や小銭が発生しないやりとりは、お金が減る実感が曖昧(あいまい)になるんですよね。 なごみーさんは、お財布からお金が出ていく、という感覚を徹底的に身体に刷り込ませてから、少しずつクレカや口座引き落としに戻していったそうです。 このトレーニングは、節約や貯蓄への意識をグレードアップしてくれるに違いありません。