MetaのAI活用+ECビジネス拡大に効果的なInstagramの「リール」活用ポイントを解説
Facebook、InstagramなどMetaが提供するプラットフォームの利用者は全世界で39億人を超える。日本でのビジネス活用が注目を集めるInstagramの月間アクティブアカウントは3300万以上(2019年3月時点)。Metaの日本法人であるFacebook Japanの丸山祐子氏(営業部長)が、MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、そしてInstagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する。
MetaのAI+「Advantage+ ショッピングキャンペーン」の活用方法
「Facebook」がローンチされた2004年の2年後、ニュースフィードでのAI活用をスタート。利用者に適した投稿情報を表示するようにするなど、利用者の体験を向上するためにいち早くAIを採り入れてきた。2023年には、ユニークなパーソナリティーを持つ28の「Meta AI」をベータ版として米国でローンチした。
広告機能にもAIを活用しており、2023年10月には広告マネージャで利用可能なクリエイティブ生成AI機能(テキストバリエーション、画像展開、背景生成)の実装を順次開始している。
・画像拡張:フィードやリールなど、複数のサーフェスで異なるアスペクト比に合うようにクリエイティブアセットをシームレスに調整する。 ・商品などの背景画像生成: 広告主の商品画像を補完する複数の背景を作成し、広告主がさまざまなオーディエンス向けにクリエイティブ資産を調整できる。 ・テキストのバリエーションを生成: オリジナルコピーに基づいて複数バージョンの広告テキストを生成する。
また、広告運用において手動設定が必要だったか所を可能な限り新しい機械学習モデルで自動化したキャンペーン「Advantage+ ショッピングキャンペーン(ASC)」を2022年にリリース。EC企業など広告出稿企業の「効率性の向上」「パフォーマンス改善」「コンバージョン数の拡大」につなげているという。