MetaのAI活用+ECビジネス拡大に効果的なInstagramの「リール」活用ポイントを解説
ASCは、手作業で行う設定を最小限に抑え、AIでパフォーマンスを最大化する広告キャンペーン。そのためには、「学習に必要な分の購買データを送り、学習期間中での編集を行わないなど、AIが機能するためのMeta推奨運用をしっかりと行うことが重要」と丸山氏は言う。それを踏まえ、3つのステップを丸山氏は提案する。
・【ステップ1】モバイルに最適化されたクリエイティブの作成 利用者は一瞬で広告を「見る」「見ない」を判断する。短尺であるか、冒頭に引きのある内容かなど、モバイルに最適化されたクリエイティブを作成することが重要。 ・【ステップ2】クリエイティブの数を増やす 動画、静止画のクリエイティブ本数を増やす。 ・【ステップ3】掲載面ごとに最適化されたクリエイティブの作成 フォーマットを網羅することでリーチを最大化。訴求内容は各配信面に最適化したものを入稿し、さまざまなターゲットに向けて最適なクリエイティブを届ける環境を作る。
┌────────── 効果を最大化できないケースとして、Meta推奨の運用が守られていない、モバイルに最適化されていない、フォーマットのバリエーションが少ない――などのパターンがあげられます。そうすると、AIを生かしきれないため、パフォーマンスが上がりにくくなります。そのため、Metaが推奨する運用、クリエイティブに関するステップを注意していただき、効果を高めてほしい。(丸山氏) └──────────
Instagramの「リール」でショッピングを加速するためのポイント
消費者のコンテンツ視聴のニーズが大きく変わり、各種SNSでは短い尺の動画「短尺動画」の需要が高まっている。海外の調査では「2023年にネット上でのコンテンツ消費の43%が短尺動画になる」といった予測もあり、海外、日本ともに短尺動画のニーズが高まっている。
こうした消費者ニーズを受けて、Instagramは写真プラットフォームから、さまざまな投稿が集まる動画プラットフォームへと変化。フィード投稿、24時間で自動消滅する機能「ストーリーズ」にも動画を投稿できるようになっているなか、現在は最大90秒までの動画を投稿できる「リール」の利用がInstagram利用時間の20%を占めているという。