進化系レクサス「LBX MORIZO RR CONCEPT」が絶対に市販されるこれだけの理由
GRMNセンチュリーはユーザーの反響次第か?
新年の自動車イベントはカスタマイズカーの祭典「東京オートサロン」から始まります。我が講談社も昨年に引き続きイニシャルD&MFゴーストブースを出展。皆さんの注目車はそれぞれでしょうが、ストリート系からモータースポーツ系、カーアクセサリーまで大いに盛り上がるのでした。 【画像】進化系レクサス「LBX MORIZO RR CONCEPT」
新型車の登場を占うという視点に立てば、今年のトヨタブースの展示「MORIZO Garage」(モリゾウガレージ)が個人的最大のトピック。ハッキリいってコンセプトカーを謳う「LBX MORIZO RR CONCEPT」は絶対に売る! と確信しました。
表向きはトヨタガズーレーシングとレクサスの初コラボ。さらにレクサス初の直列3気筒インタークーラーターボエンジン搭載とあります。レクサス側の開発責任者である遠藤邦彦氏(チーフエンジニア)のコメント聞いても“いつでも市販できる状態”であることを匂わせます。
また、プレゼンテーションのなかで開催された「愛車座談会」では、モリゾウ氏(豊田章男会長)に投げかけられた販売に関する質問に“歯切れの悪い回答”を披露。確かに一挙手一投足見られているモリゾウ氏が一言いえば実現するだけに、じつにわかりやすいご回答となってしまいました(笑)。
さて、肝心要のクルマを見ていきましょう。「LBX MORIZO RR CONCEPT」のベース車はレクサスLBXだといいます。しかし、中身はどう考えても今回同時に発表された「進化型ヤリス」だと思います。
そもそもレクサスLBXは最高出力67kW(91ps)、最大トルク120Nmを発生するハイブリッド車。そこに最高出力224kW(304ps)、最大トルク400Nmを発生するG16E-GTS型エンジンをネジ込んだら車体がもちませんし、また、後輪に駆動力を伝えるプロペラシャフトも必要。一部報道にGRカローラがベースなんて記事もありますが、ホイールベースが80mmも長く、このタイミングでGRカローラを流用する理由が見つかりません。 ザックリと公表されたスペックで検証してみます。比較したのはともにAT仕様。