1週間で2度も…車が水没 名護・旭川鉱山周辺の冠水、県が対策検討 沖縄
大雨が降り続いた影響で、名護市旭川の旭川鉱山周辺の県道72号が18日、約200メートルにわたって冠水し、走行中の車両1台が水没した。 【動画】屋根まで水没した軽トラック 名護市消防本部や名護署によると、午前4時40分ごろ、旭川を通行していた60代の男性から名護署に「車が流された」と通報があった。消防が到着した際、軽トラック1台が車の天井まで水没し、通報した男性が車にしがみついて救助を待っていた。男性は消防に救助され、けがはなかった。 同鉱山周辺の県道72号では12日の大雨でも冠水で車1台が水没した。旭川区の岸本克章区長は1週間で2度発生した冠水被害について「これだけ水没したことはない」と話し、国や県による対策を求めた。県北部土木事務所は、大雨時の冠水に注意を促す看板の設置を検討している。 県北部土木事務所は昨年、鉱山内を流れる河川を許可なく改良したとして鉱山の事業者を行政指導し、原状回復を求めていた。県道72号は18日午前5時ごろから両側通行止めとなっている。安全が確認でき次第、規制が解除される。