紙製の観覧車が回る! アリオ亀有ガチャワールド開店レポート
イトーヨーカドーアリオ亀有店に大型ガチャ専門店「ガチャワールド」が2024年11月22日(金)にオープン。遊園地をコンセプトに演出されている。タカラトミーグループのタカラトミーアーツと、その子会社であるペニイが企画制作を担当し、イトーヨーカ堂とペニイが運営する。 ガチャワールドは、ファミリー向け体験型おもちゃ売場「TOYLO PARK(トイロパーク)」の一角、入り口すぐそばの好立地を占めている。 【関連画像】「ガチャワールド」開店レポートの画像を見る(画像11点) カプセルトイは主に電源なしの自動販売機で販売される、プラスチック製カプセルに封入された玩具(自販機、カプセル共に例外あり)。通称として「ガチャガチャ」が一般名詞になっている。「ガチャ」はタカラトミーアーツの商標である。ちなみに「ガシャポン」はバンダイの商標。 カプセルトイは、1965年にペニイ商会(現:ペニイ)によってアメリカから輸入され、2025年日本上陸60周年を迎える。ペニイの親会社であるタカラトミーアーツは、前身となるユージンが1988年にカプセルトイ事業に参入。それ以来30年以上カプセル自販機(ガチャマシン)と中の玩具の企画製造販売を行い、そのカプセルトイブランドは「ガチャ(R)」の商標で老若男女問わず多くの方々に親しまれている。 今回オープンした「ガチャワールド」は、ガチャを回す際の「わくわくドキドキ」を最大限に楽しんでいただきたいという想いのもと、遊園地やサーカスのモチーフを使用し「遊べるガチャ売り場」=「ガチャ遊園地」を目指してタカラトミーアーツとペニイが協業して企画した専門店。 アイキャッチとなるピエロゲートは目の部分が液晶で動き、ピエロのセリフを話す。空のカプセルを回収できるポケットあり。 中央のお城にはこちらも液晶で絵柄の変わる窓あり。また空カプセルを使って、正面入口までお城の中を転がしていくこともできる。 観覧車は常時回転しており、ゴンドラにはタカラトミーアーツのぬいぐるみなどが入っている。このぬいぐるみなどは、(在庫があれば)同じものをトイロパーク内で購入可能だ。 この観覧車前にも空カプセル回収ボックスが設けられている。 これらのオブジェは全て「段ボード(※)」という防火性の高い100%紙製の素材を使用しており、タカラトミーアーツグループとしては紙製ディスプレイを使用した初の大型ガチャ売り場となる。 空カプセル回収箱も各部に設置されており、全体としてエコを強く意識した施設になっている。 ペニイ営業戦略部部長の黒瀬輝氏はガチャワールドのディスプレイに関して、たとえお客さんの数が少なくとも常に何かが動いているカプセルトイ売場、という発想があったと語っている。基本的には販売機は電源不要、売場によっては店員不在の場合もある一般的なカプセルトイ売場とは一線を画すアイデアだ。 観覧車が常に動き、ピエロが話しかける売場を、お子さんがお目当てのガチャを探して歩き回ることは、心に残る体験になるのではないだろうか。 ガチャワールドの店内には501BOX(面)という大量のガチャマシンが備えられている。中身はタカラトミーアーツのガチャだけではなく、バンダイのガシャポンやSO-TAのカプセルトイなど他社製品も並べられている。 またキッズもキダルト層も重視したいという考えから、オールラウンドなラインナップになるとのことだ。 お子さんがいるご家庭の方はもちろん、デートやお友達との立ち寄りポイントして、そしてカプセルトイを足で探すタイプの方は巡回ルートの1つとして、ぜひ訪れていただきたい。 ※「段ボード(段-board)」はコンバートコミュニケーションズが提供しているディスプレイ素材。高い耐久性と耐湿性を備えており、100%紙製のため通常の紙や段ボールと同様にリサイクル処理ができ、環境に影響を及ぼす有害物質を一切発生させないサスティナブルな資材。(財)日本防炎協会の防炎認定も取得している。 ※「段-board」は株式会社コンバートコミュニケーションズの登録商標です。 ※ガチャ(R)は株式会社タカラトミーアーツの登録商標です。
ライター ぬのまる