民進党・蓮舫代表が定例会見3月30日(全文1)森友、天下り問題幕引きに異議
民進党の蓮舫代表が30日午後3時から定例会見を行った。 国会では一連の「森友学園」問題の質疑が続く中、27日に2017年度予算が成立。「後半国会」では4月以降、テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案、天皇陛下の退位を可能にする特例法案など重要法案の審議が始まる。また同党は27日に結党1年を迎えている。 【中継録画】後半国会の論戦は? 民進党・蓮舫代表が定例会見
籠池氏について
司会:はい。通常国会も予算成立後の、いわば後半戦に入ります。また年度末ということでもありまして、番記者さんにも異動の便りが多数聞かれるところですけども、そういう中で今年度最後の定例記者会見をさせていただきたいと思います。まず初めに蓮舫代表からお話をさせていただきます。どうぞ。 蓮舫:はい。まずは籠池氏に対してなんですけれども与党の側から、極めて積極的に偽証で告発というような会見であるとか、そういう声が聞かれています。国会において与野党が合意をして証人喚問を行いました。で、実際、籠池さんには証言を行ってもらいました。その発言の内容において偽証の疑いがあった場合には、それは告発をすること自体は否定はいたしません。ただ、その場合は院の権限、院の国政調査権に対しての行為ですから、予算委員会がそれを行う主体であります。その部分ではその主体でない方々が、まるで政府・与党一丸となって偽証の告発をするべきだ。資料をしっかり協力をするという発言をするのには極めて違和感を感じます。 そもそもこの証人喚問は、それまで民間人の国会招致には慎重だと言っておられた自民党が、総理が侮辱されたとして一転してステージの高い証人喚問をお決めになられました。そして今度は総理に対して偽証、あるいは総理夫人に対しての偽証があるのではないかと、その告発をにおわせ、政府も協力をするというようなことを言っているのは、であれば、その相手方である安倍昭恵さんの証人喚問はなぜ行えないのだろうか。あるいは財務省、国交省、あるいは大阪府等に対して資料を請求するような動きをまず行わないのか。こうした同じステージに立った上でどちらが偽証なのかという部分も含めて、院として丁寧に行動しなければいけない部分が、ずいぶんと省かれているのに私は違和感を覚えます。あらためて安倍昭恵さんの、国会にお越しにいただきたいということを自民党に対して要請をしてもらいたいと山井さんにお願いをしたところであります。