民進党・蓮舫代表が定例会見3月30日(全文1)森友、天下り問題幕引きに異議
自民党の巡航ミサイルを含む敵基地能力の保有について
もう1つ、これも自民党からなんですが、巡航ミサイルを含む敵基地能力の保有を早急に検討すると。それを政府に提言するというように聞いています。非常に懸念をしています。確かにわが国をめぐる安全保障環境が厳しさをめぐる、日々変わるということは承知をしています。それに対して、わが国、国民の財産、生命あるいは幸福追求権を守るために常にバージョンアップをしていくという、その議論を否定するものではありませんが、核兵器禁止条約についての国連でのそうした交渉には参加をしない一方で他国を攻撃する意思を見せていくという、これまで、戦後われわれが歩んできた平和国家の礎が安保法制が施行されて1年。がらがらと音を立てて崩れているように思えて、非常に懸念をしております。 敵基地攻撃。これは次元の異なる問題です。憲法の問題も避けては通れません。与党が政府に、その提言を渡すというレベルのものではなく、もっともっと重いものだと思っておりますので、ここにおいては極めて私たちは慎重に対応をさせていただきたいと思っています。私からは以上です。 司会:はい。それではご質問等ある記者は手を挙げて、また、お名前とともにどうぞ。はい。じゃあ朝日新聞さん。
朝日新聞:朝日新聞の〓*トリ 00:07:01〓です。冒頭の籠池さんのことに関連してなんですけれども、森友問題に限らずなんですけれども、これまで民進党はじめ、野党側が国会の中で、各委員会の理事会などで資料要求した資料についてなんですけれども、なかなか行政側から、森友ですと、財務省も国交省も割とオープンな情報であるはずのものが出てこなくて、予算審議終わっちゃってもまだなお出てこないというような状況が散見されると思うんですけど、審議の前提となる資料が出てこないと国会としても支障を来すともいえると思うんですけど、それについてご所見というか、対応として今後どう求めていくかということに関して。 蓮舫:資料がないという政府の説明がにわかには信用できなかったのが、籠池さんが証人喚問を受けたときに提出をされようと意思を示されたファクス、これは昭恵夫人付きの秘書官が財務省に問い合わせた結果を籠池さん側にお渡しをしたものです。このファクスが籠池さん側から出されたら、その日のうちに官房長官が記者会見で配布をする。つまり、ないと言われてるものがあった。これが行政文書じゃないという考え方をお示しになられたようですけれども、ないと言われたものがあったという1つの事例ですから、にわかには廃棄したという言葉を私たちは信じていません。これは防衛省でもそうです。ないといわれてた日報があったわけですから引き続き、われわれは資料の提出を要求していきたいと思います。 それともう1つ、政府と与党が国会をずいぶん軽視しているのではないか。参議院の予算委員会のさなかで、まさにファクスのやり取りについて筆頭間の協議をしているさなかに官房長官が、国会での委員会での筆頭間の協議を無視する形で、しかも個人名、あるいは個人情報を黒塗りしないで記者に配布をしました。これはまさに国会を軽視している。あるいは自民党の議員がきのう、籠池さんからの手紙を記者の会見のときに提示されたそうですが、これも今まさに参議院の予算委員会の筆頭間で公開をするべきではないかという審議をしているさなかでありますので、ずいぶんと与党も政府も国会を軽々しく扱っていると思い、これは強く抗議を示したいと思います。 司会:はい、どうですか。じゃあ共同通信さん。