デイリー杯2歳Sを制すも早期引退の父の無念を晴らすか レッドベルジュール産駒がJRA初出走
レッドベルジュール産駒のウーバーストロング(牡2、美浦・杉浦宏昭厩舎)が、日曜新潟5Rの2歳新馬(芝1600m)でデビューする。 【写真】無念の早期引退となったレッドベルジュールのこれまで ウーバーストロングは父レッドベルジュール、母フラヴィニー、母の父キンシャサノキセキの血統。父はディープインパクト産駒で、19年にデイリー杯2歳Sを制覇。しかし、続く朝日杯FSで10着に敗れると、その後は一度もレースに使えず、不完全燃焼での種牡馬入りとなった。現2歳の初年度産駒は地方で3頭が走り、1頭が勝利。しかし、JRAでは本馬が初出走となる。 一方の母系はどうか。母は未勝利だが、伯母のアドマイヤキッスは06年のローズSなど重賞4勝の活躍馬。伯父のパッションダンスは新潟芝2000mで重賞を3勝している。 ここまで坂路とWを併用して乗り込まれてきたが、時計はそこまで目立たない。実戦でどこまで変わり身を見せられるか。無念の早期引退となってしまった父の悔しさを晴らすような走りを期待したい。