【エリザベス女王杯馬体診断】ハーパー
「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【馬体診断】秋の女王決定戦・エリザベス女王杯の有力馬をチェック 【ハーパー B】 前走の府中牝馬S(15着)では20キロ増の馬体をしていたが、太め感はなかった。昨年のエリザベス女王杯(3着)も484キロだったし、今春の470キロ程度は絞りすぎていただけで、馬体が回復したと考えていいだろう。昨年の女王杯当時に多少見えていた銭形斑点だが、今回は腹部から尻にかけてはっきりと浮き上がっている。体調はひと叩きされて大幅に上がっているだろう。体高と体長を比べると、明らかに体長が長い。芝2200メートルは、ベストの距離と言える。ただ、腹部にあばらが見えていない点がものたりない。若干余裕残しとも言える。(馬サブロー栗東・竹原伸介) 〈1週前追い切り診断〉岩田望を背に栗東CWで6F82秒9-36秒5-11秒1(馬なり)と上々の時計をマーク。残り1Fでギアを上げると、中のオールセインツ(3歳3勝クラス)と外のヴィゴラスダンサー(5歳2勝クラス)を抜き去り、3馬身引き離してフィニッシュした。最近は半マイルからサッと流す程度が多かったが、本番に向けて今回は長めからビッシリと気合の入った調整過程。これがいい方に出れば復調があってもいい。