時代が創った国立代々木競技場、2度目の東京五輪はなぜうまく進まないのか
実は、小池都知事圧勝の秘密もこの点にある。 国民も都民も薄々気づいているのだ。オリンピックと震災復興と財政赤字が三つ巴の関係にあることを。都政をこれまでのような人々に任せてはおけないということを。 もはや遅しの感もあるが、まだやるべきことはあるだろう。 躍進時代のオリンピック像とは異なる新時代のオリンピック像を模索することである。その点において、小池都知事に期待したい。
国立代々木競技場を世界遺産に推薦する運動が起きている。 丹下健三も、その後不思議にいい作品がない。 まさに時代が創った建築だったのだろう。 日本の栄光は過去にしか存在しないのであろうか。