埼玉新聞栄冠賞を制して記念撮影に納まるナニハサテオキと関係者

＜埼玉新聞栄冠賞＞◇23日＝浦和◇S3◇ダート2000メートル◇3歳上◇出走10頭◇1着賞金1300万円◇1着馬に浦和記念の優先出走権 　単勝1・3倍の1番人気に支持されたナニハサテオキが直線で抜け出し、重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは2分9秒1。このレースは森泰斗騎手（43）が3勝目、平山真希調教師（44）は初制覇となった。 　　　◇　　◇　　◇ 　ゲートが開いた直後は最後方。だが、1周目のスタンド前ではすでに3番手の外に付けていた。「スタートがゆっくりなのはいつものこと。想定内です」と鞍上。内でしぶとさを見せたヒーローコールに最終コーナーで並ぶと、追い上げたユアヒストリーも寄せ付けず2馬身半の完勝だった。 　平山師は「浦和での重賞は初めて。地元に恩返しができたかなと思います」と笑顔。次走は「どんどん相手も強くなりますが、相手なりに対応する力があると思う。これからもケアを怠らず、いい状態に調整していければ」と語り、何もなければ11月20日浦和の浦和記念（Jpn2、2000メートル）に向かう。【牛山基康】 　◆ナニハサテオキ▽父　ジャングルポケット▽母　ファーマジェンヌ（プリサイスエンド）▽牡5▽馬主　（株）目黒牧場▽調教師　平山真希（浦和）▽生産者　株式会社目黒牧場（北海道日高町）▽戦績　21戦9勝（うち中央8戦1勝）▽総獲得賞金　8475万1000円（うち中央1150万1000円）▽主な勝ち鞍　24年フリオーソレジェンドC（S3）▽馬名の由来　何はさておき 　＜ユアヒストリー＝2着＞張田騎手　最初のポジション取りで、もっとアグレッシブに動いても良かったかもしれない。ただ、しまいを伸ばす競馬でしっかり走っているし、この馬のいいところは出せたと思います。 　＜パワーブローキング＝3着＞川島騎手　枠と流れが味方しなかったです。 　＜ヒーローコール＝4着＞吉原騎手　向正面から勝ち馬がしっかり来ていたし、3～4角でしんどくなりながら盛り返して、もういっちょ、と思ったんですけどね。 　＜アイブランコ＝5着＞和田騎手　スタートを出て楽に2列目に付けられたけど、しまい甘くなってしまいました。