宇都宮市、マイナンバーカードの顔写真を取り違え 照合も気付かず
宇都宮市は24日、マイナンバーカードの顔写真を別人と取り違えて交付するミスが1件あったと発表した。本人限定郵便で受け取った当人から23日に「顔写真が違う」と電話があり判明した。カードは再発行手続きをする。 【図で解説】本物のマイナンバーカードの見分け方 市によると、申請者は10月1日、市民課窓口で写真撮影サービスを利用して交付申請。職員が地方公共団体情報システム機構にオンライン申請する際、別人の顔写真データと取り違えたという。完成したカードを12月19日に郵送した際にも写真付き身分証明のコピーと照合したが、顔写真の違いに気付かなかった。他のカードのデータに誤りは確認されなかった。 市職員が23日に申請者宅を訪問して謝罪し、誤交付カードを回収した。市市民課は「改めて事務処理手順を徹底し、複数人でチェックするなどして再発防止に努める」としている。【藤田祐子】