狩野陸人内野手（２年）＝群馬県高崎市中大類町で２０２３年２月１８日、西本龍太朗撮影

　◇複数こなす万能型　狩野陸人内野手（２年） 　高崎市出身。足を使った攻撃や戦術に憧れて入学した。中学の部活では軟式野球だったため「入学してボールに慣れるまでは大変だった」と振り返る。 　複数のポジションをこなし、昨秋の公式戦は左翼手として先発出場した。今春は三塁手としての起用が有力。「打者と距離が近く、打球の速度が速いので反射的に捕らないといけない」と難しさを話す。 　昨夏の県大会決勝では最終打者として内野ゴロに倒れ「先輩の夏を終わらせてしまった」。その悔しさをバネに、冬の練習を乗り越えた。「走攻守でチームに貢献したい」 　◇長打力、走塁に磨き　半田真太郎内野手（２年） 　昨秋の公式戦ではリードオフマンとして活躍。関東大会２回戦の横浜戦で本塁打を放つなど長打力も備わり、「入学してから打撃面が一番成長している」。 　チームが武器とする走塁も安定しており、県大会では５盗塁を決めた。だが関東大会は「レベルの高いバッテリーを相手に、盗塁を仕掛けづらくなった」。投手の癖や配球を見きわめた上でのスタートとスライディングに磨きをかけてきた。 　全国の強豪校に勝つというイメージを常に持ちながら練習に取り組む。「自分１人の力ではここまで成長できなかった。甲子園では盗塁を決めたい」＝つづく