インターハイ準Vの東福岡が苦しみながらも全国切符 14年連続16度目 「日本一でインターハイのリベンジ」【春高バレー福岡県大会男子決勝】
全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)の福岡県大会(西日本新聞社など後援)は9日、福岡市東区の照葉積水ハウスアリーナで男子の決勝が行われ、東福岡が九州産業を3―0のストレートで破り、14年連続16度目の本大会出場を決めた。春高バレーは来年1月5日に東京体育館で開幕する。 ■ハイキュー作者が激闘日本代表に贈った描き下ろしイラスト【写真】 今夏の全国高校総体(インターハイ)準優勝の東福岡が苦しみながらも全国切符を手にした。第1セットを25―19と制して勢いに乗るかと思われたが、九州産業の粘り強い守備を攻めあぐねて第2セット(26―24)、第3セット(30―28)ともにジュースに持ち込まれる薄氷の展開。地力で相手を下した形に、藤元聡一監督は「今日は40、50点ぐらいの出来」と苦い表情だった。 ツーセッターの1人でチームの精神的な柱でもある首藤柚希(3年)が試合前日の練習で右足首を負傷。治療を受けてコートには立ったものの万全な状態ではなく、エースのアウトサイドヒッター松下晃大(同)ら前衛との連係もかみ合わなかった。松下は「アタックもブロックも課題が多く見つかった。春高に向けてしっかり修正したい」と、前進を誓った。 本大会では、柳北悠李(東亜大4年)らを擁して優勝した2021年以来となる4度目の日本一を目指す。主将のミドルブロッカー照屋舜(同)は「前回は初戦敗退で悔しい思いをしたし、インターハイのリベンジも懸かっている。日本一を取れるよう、目の前の一戦一戦を勝ち切っていきたい」と力強く語った。(山崎清文) 【#OTTOバレー情報】
西日本新聞社