駅伝女王へ熾烈な争い、資生堂・五島莉乃が3区トップでタスキ!連覇狙う積水化学は3位で後半へ、廣中は約1年ぶりのレース【クイーンズ駅伝】
■クイーンズ駅伝2024(24日、宮城県松島町~仙台市 全6区間、42.195km) “駅伝女王”を決めるクイーンズ駅伝(第44回全日本実業団対抗女子駅伝)が行われ、最長区間の3区で日本代表のトップランナーたちが激しい争いを繰り広げた。 約1年ぶりのレースとなった東京オリンピック™代表の廣中璃梨佳(24、JP日本郵政グループ)が2位でタスキをもらい、連覇を狙うトップの積水化学と17秒差だったが、5km付近で佐藤早也伽(30)を抜いてトップに。 この日24歳の誕生日を迎えた廣中は3㎞付近でトップの佐藤をとらえてトップに並ぶと、後方では3位集団の資生堂・五島莉乃(27)、しまむら・安藤友香(30)も快走をみせ、廣中と佐藤を追いかける。 6.3㎞付近で佐藤は資生堂の五島にも抜かれて、連覇を狙う積水化学は3位に下がった。さらに勢いに乗る五島は7.9㎞付近で一気に廣中を抜き去り、ついにトップに。去年、1区で快走を見せた五島が今年は最長区間の3区でも最高の走りを見せ、2位の廣中に3秒差をつけてトップでタスキリレー。 4年連続の区間賞の五島は「(チームの)みんなの思いを込めて走りました。残りの3区間しっかりみんな笑顔でタスキをつないでくれると思うので、競技場で待っています」とチームメイトにエールを送った。