東京都の最低賃金が「1163円」に引き上げられるというニュースを見ました。私は手取りで月15万円なのですが、もしかして最低賃金を下回っているのでしょうか?
収入を増やすためにできること
最低賃金が改正されたとはいえ、近年の値上げラッシュや物価高で、収入を少しでも増やしたいと考えている方もいるでしょう。手取り15万円で生活が厳しい場合は、以下のような方法で収入アップを実現できるかもしれません。 ・今の会社で収入アップを目指す 会社にもよりますが、定期昇給が実施されるケースが一般的です。年齢給のように一律で昇給する場合や、査定結果に応じて昇給する場合もあります。今の会社でどのような方法で昇給が実施されるかを確認するといいでしょう。また昇進や昇格によって収入がアップする場合も考えられます。 ・ダブルワークで収入源を増やす 副業を認めている会社に勤めている方は、ダブルワークで収入アップを目指せます。残業がほとんどないフルタイムの仕事で手取り15万円であれば、仕事終わりや休日を活用して短時間のアルバイトをできるかもしれません。 ・正社員を目指す 雇用形態によってボーナスの有無が異なる場合があります。非正規雇用でボーナスが支給されていない場合は、正社員を目指すことでボーナスが支給されるようになるかもしれません。勤務先の給与形態や正社員雇用制度があるか確認してみるといいでしょう。 ・転職を検討する 今の会社で収入アップが望めない場合も考えられます。求人情報をチェックする際は、最低賃金を上回っているかだけでなく、今よりも収入アップが望めるかをしっかりと確認するといいでしょう。
手取り15万円で最低賃金以上かどうかは時給換算して確認できる
最低賃金かどうかは、月給制の場合「月給÷1ヶ月平均所定労働時間」で計算して確認できます。手取り15万円の場合、社会保険料や税金が引かれているため、実際の総支給額は人によって異なります。 また給与の内訳には「職務手当」が含まれていたり、最低賃金の対象とならない賃金である「通勤手当」「時間外手当」なども含まれていたりする場合があるため、確認したうえで時給換算しましょう。 最低賃金の改正によって今の収入が最低賃金を下回っている可能性も考えられるため、確認してみることは大切でしょう。最低賃金ギリギリで生活が厳しいと感じる場合は、今の会社で収入アップを目指したり、ダブルワークで収入源を増やしたりできるでしょう。非正規雇用であれば正社員を目指したり、転職を検討したりして、収入を増やせるかもしれません。 出典 厚生労働省 東京労働局 東京都最低賃金を1,163円に引上げます 最低賃金額以上かどうかを確認する方法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部