利益飛躍で中計前倒し達成濃厚、三菱総研"好調"の理由
2021年に稼働した新潟県阿賀野市のメガソーラー発電所。運営にも携わる(写真:三菱総研)
DX(デジタルトランスフォーメーション)を急ぐ企業などのニーズを受け、コンサル業界が活況に沸く。総合シンクタンクの三菱総合研究所(3636)は、「シンクタンク・コンサルティングサービス」と「ITサービス」の2つの基幹事業を持つ。売上高に占める比率はコンサルが約4割、ITが6割だ。 今期から収益認識に関する会計規準を適用しているため、前期業績との単純比較はできないものの、直近で発表した前2022年9月期の第3四半期累計(2021年10月~2022年6月)決算は、売上高916億7300万円(前々年同期は804億0200万円)、営業利益が93億3500万円(同66億4100万円)と好決算だった。通期の見通しについても2度目の上方修正を行い、売上高1170億円、営業利益92億円と過去最高益を見込んでいる。
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国分 瑠衣子