今日箱根駅伝!駒大、青学の2強対決はどちらが優勢か…ダークホースは現れるのか?
補欠メンバーでは、前々回2区で日本人1年生最高タイムの1時間7分03秒を残した岸本大紀(3年)、前回4区(区間4位)で全日本では5区で2年連続区間賞を獲得した佐藤一世(2年)、全日本1区4位の志貴勇斗(2年)が往路の候補に挙がる。 また関東インカレの2部ハーフマラソンを制した西久保遼(3年)と出雲駅伝でアンカーを務めた横田俊吾(3年)は発熱のため全日本は起用できなかったが、西久保は8区に登録された。横田も当日変更で出場する可能性がある。 原監督が「青学大史上最高チーム」と表現するほど選手層は厚く、調子の良い選手のなかから、適材適所のオーダーを組むことができる。 2強の戦力を冷静に分析すると不安要素の少ない青学大が優勢ではないだろうか。また直前の10000mで快記録を残すと、そのダメージで箱根駅伝に合わせるのが難しくなる。田澤は12月4日の日体大長距離競技会10000mで日本人学生最高の27分23秒44(日本歴代2位)をマークした影響がどう出るのか。 全日本大学駅伝は田澤の快走でトップを奪い、花尾がアンカー勝負で青学大を下した。箱根でも絶対エースが入る花の2区で青学大をぶっちぎることができれば“駒大有利“に傾くだろう。それができなければ青学大の勝機が大きくなる。往路の「2区の攻防」に注目したい。 優勝争いは2強の戦いが有力だが、往路では出雲駅伝で初出場・初優勝の快挙を果たした東京国際大と前回往路Vを奪った創価大が首位争いを演じるだろう。 東京国際大は1区に10000m28分11秒94の山谷昌也(3年)、2区に前回1時間5分49秒の区間記録を樹立したイェゴン・ヴィンセント(3年)を登録。3区には出雲3区で日本人トップ&全日本6区で区間賞・区間新の快走を見せた丹所健(3年)が当日変更で入るのが濃厚だ。大志田秀次監督は「山谷が30秒差ぐらいで来てくれれば、3区を終えて1分半ほどのリードは稼げる」と計算している。“超先行型オーダー“で「往路V」を奪いにいく。