今日箱根駅伝!駒大、青学の2強対決はどちらが優勢か…ダークホースは現れるのか?
一方の青学大は5000m(13分34秒88)と10000m(28分10秒50)で青学大記録を塗り替えたエース近藤幸太郎(3年)が2区に入った。全日本7区では駒大・田澤とほぼ同時にタスキを受け取ると、そのまま食らいつき、18秒差で最終8区にタスキをつないでいる。青学大としては1区に好調の選手を起用して、花の2区は全日本7区と同じようなかたちに持ち込むのが理想の展開だ。 駒大は前回1、3、5、8、10区の5区間で選手を入れ替えている。今回は4、5、7区に学生駅伝未経験の選手が入っており、その区間は当日変更する可能性が高い。順当なら日本選手権10000m3位の鈴木芽吹(2年)、全日本大学駅伝で優勝ゴールに飛び込んだ花尾恭輔(2年)、出雲(2区3位)と全日本(6区2位)で好走した安原太陽(2年)らが起用されるだろう。 気になるのは9月に右大腿骨を疲労骨折した鈴木の状態だ。前回は5区(区間4位)を担ったが、前回ほどの走りを期待するのは難しく、今回は平地にまわる可能性もある。前回8区(区間4位)の佃康平(4年)も上りに強い選手だが、誰が入っても5区は未知数な部分が大きい。 6区は前回区間賞を獲得した花崎悠紀(4年)が登録メンバーから外れた。出雲駅伝で1区(区間8位)を務めた篠原倖太朗(1年)が入ったものの、区間歴代3位(57分36秒)で快走した花崎の穴を埋めるのは簡単ではない。 反対に青学大は5区の“山“が駒大よりも計算できる。5区には若林宏樹(1年)を登録して、前々回5区で区間2位、区間歴代2位(1時間10分40秒)で走っている主将・飯田貴之(4年)を補欠に残しているのだ。 「5区は調子の良い方を最後まで見極めたい」と原晋監督は話しており、“人選“を見誤らなければ5区で駒大を攻めることができるだろう。 6区には前回区間3位と好走した副将・高橋勇輝(4年)が登録された。高橋は「区間賞」を目標に掲げており、この区間でも駒大を上回ることができる。