北海道の1か月予報 来週は平地でも積雪状態に 冬タイヤの用意を
向こう1か月の北海道は、暖かい空気に覆われやすいため、気温は期間を通すと平年並みか高い傾向になりそうですが、11月上旬は一時的に寒気が強まり、雪や寒さに注意が必要となりそうです。11月中頃になると再び平年を上回る気温となるなど、気温の変動が大きな1か月となりそうです
1週目(11月2日~8日) 雪が降り、平地でも積雪状態となる所も
この期間の道内は、日本海側やオホーツク海側では、低気圧や寒気の影響を受けやすいため、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側では低気圧の影響を受けやすいため、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。気温は日本海側で平年並みか低く、オホーツク海側では平年より低く経過する見込みです。特に、5日(火)から6日(水)にかけては日本海側やオホーツク海側を中心に雪が降り、平地でも積雪状態となる恐れがあります。雪が積もらないまでも、最低気温が0度くらいとなり、路面の凍結の恐れもあるため、車の運転は冬タイヤが必要になるでしょう。
2週目(11月9日~15日) 再び平年より高めの気温 小春日和に
この期間の道内は、日本海側では、高気圧に覆われやすく寒気の影響も受けにくいため、平年に比べて曇りや雪または雨の日が少ないでしょう。オホーツク海側では平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。気温は各地とも平年より高く経過します。11月の前半に降った雪も解けて、小春日和となる日が多くなりそうです。
3~4週目(11月16日~11月29日) 根雪の始まる時季
この期間の道内は、日本海側やオホーツク海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側では平年と同様に晴れの日が多いでしょう。気温は太平洋側で高く、日本海側やオホーツク海側も平年並みか高いですが、たびたび雪が降るような強い寒気が流れ込んでくる見込みです。旭川の根雪(長期積雪)初日の平年日は11月24日と、平地でも積雪状態が続く時季です。冬への備えは計画的に行うようにしましょう。
日本気象協会 北海道支社 森 和也