NTT Com、高発熱サーバーに対応した超省エネ型DCサービス「Green Nexcenter」などを展示
最新のICT技術やソリューションを体験できるイベント「Interop Tokyo 2024」の展示会が、6月12日から14日まで、千葉県千葉市の幕張メッセで開催された。 【画像】液冷に対応したラックとサーバー。なお、展示にはSupermicroのラックとサーバーが使われていた ■ NTTコミュニケーションズ、レノボ:液冷対応のデータセンターやサーバーが展示 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のブースの一角では、GPUなど高発熱サーバーに対応した超省エネ型データセンターサービス「Green Nexcenter」について展示していた。 Green Nexcenterは、機器の直接液冷(Direct Liquid Cooling)方式に対応しているのが特徴だ。直接液冷方式とは、プロセッサーに取り付けた冷却プレート内に冷媒となる液体を循環させて冷却する方式。Green Nexcenterでは、建物の冷却設備からラックのスペースまで冷却水の配管を通し、機器を冷却する。なお、液冷に対応したラックとサーバーは顧客企業側が用意する。 Green Nexcenterは、今年度をめどに「横浜第1データセンター」「大阪第7データセンター」で、2025年度に「京阪奈データセンター(仮称)」で展開予定だという。 液冷に対応した機器としては、レノボのブースで、液冷サーバー「Lenovo Neptune」技術が展示されていた。 シミュレーションなどのHPCや、AIを想定したサーバー。説明によると、通常空冷より消費電力が少なく、ファンも不要なことなどがメリットだという。さらにレノボが特許を持つ技術で、冷却に純水を使えるようになっているとのことだった。
クラウド Watch,高橋 正和