存在が隠されていた「紫電77」があった! 由良拓也氏が手がけた「Garage伊太利屋」カラーのマシンは本物? それとも…!?
サーキット走行に向けてメンテナンス中
寺島さんとってこの紫電77は、子どもの頃にプラモデルを作っては「カッコいい」とずっと眺めて見入っていた憧れのマシン。実際に自分のクルマになるとは想像もしていなかったが、さまざまな人との出会いと縁が繋がり、自分のところにやってきてくれた時は本当にうれしかったと話す。 ボディカウルは紫電77で実際に使っていたものだが、シャシーやエンジンは当時のレーシングカーとは異なるらしい。詳しく話を聞いてみると、ベースは「FJ1600」マシンのシャシー、トランスミッション、エンジンを使って、そこに紫電77のレーシングカウルを装着して製作しているそうだ。もちろん実際に走ることも可能。まだサーキットでは走らせていないが、テストランとして自宅敷地内を転がす程度で乗り、ちゃんとエンジン、トランスミッション、サスペンションが動くことが確認できている。 寺島さんはよく自身の愛車でサーキット走行を楽しむ人物。だから、この紫電77も本来のステージであるサーキットで近いうちに走らせたいと考えている。かなり古いマシンなのでトラブルが付きものなのは承知済み。サーキット走行に向けて、時間が空けばマシンメンテナンスを進めながら、ワクワクした気持ちで紫電77に接する喜びを味わっていると話してくれた。