「身も心も、顔もきれいに」 願い込め1年の汚れ落とす「御身拭い」
横たわる姿が「ねぼとけさん」と親しまれている釈迦(しゃか)涅槃(ねはん)像の「御身拭(おみぬぐ)い」が26日、福岡県篠栗町の南蔵院で行われた。 【写真】新年の無病息災を願って、竹ざさで釈迦涅槃(ねはん)像のほこりを払い、さらしで拭き上げる参拝客たち=2024年12月26日午前11時10分、福岡県篠栗町、山本壮一郎撮影 釈迦涅槃像の1年間の汚れを落とす歳末の恒例行事。僧侶や参拝客ら200人が、長さ約6メートルの竹ざさでほこりを払い、白いさらしで拭き上げ、今年の厄落としと新年の無病息災を願った。 全長41メートル、高さ11メートルの像は、ブロンズ製では世界最大級という。神奈川県相模原市からたまたま旅行で来たという木村恭子さん(45)は、「身も心も、何より顔もきれいになりたい」と竹ざさで何度も涅槃像の顔を払っていた。(山本壮一郎)
朝日新聞社