オリックス中嶋監督「ベンチの雰囲気がよくなったかな」不振の頓宮裕真が今季1号含む3打点 言葉つまらせ“感謝”
◇プロ野球 パ・リーグ オリックス5-1日本ハム(13日、京セラドーム) 不振に苦しむ昨季の首位打者が躍動しました。 【画像】2回には食らいついて先制打を放ったオリックスの頓宮裕真選手 オリックスの頓宮裕真選手は、昨季打率.307、16本塁打をマークするなど、初の首位打者を獲得。しかし今季は試合前で22打数1安打と打率.045と低迷。チームも最下位に沈んでいました。 8番ファーストで先発出場した頓宮選手は、2回1アウト2、3塁の場面で迎えた第1打席。日本ハムの加藤貴之投手に対して、低めのフォークにくらいつき、ライトへ先制のタイムリーヒット。「自分自身が不甲斐ない成績で、それでも今日スタメンで出していただいたので、本当に1打席が勝負だと思ったので死ぬ気でいきました」と振り返りました。 さらに7回には、ライトへ今季第1号2ランで貴重な追加点。この一打について聞かれるとお立ち台で言葉をつまらせ、ファンからは拍手。「いろいろな人が声をかけてくれましたし、練習も裏方さんの人がずっと手伝ってくださって、感謝でいっぱいです」と自身の苦しみとともに感謝の念を込めました。 指揮官の中嶋聡監督も「頓宮にタイムリーが出て、ベンチの雰囲気がよくなったかな」と頬を緩ませました。