C大阪阪田澪哉（左）とNMB坂下真心は対談し笑顔を見せる（撮影・上山淳一）

　【ウエブ新企画＝坂下真心の満開セレッソ　第2回（上）】 　NMB48のスポーツ番長坂下真心（19）が、J1セレッソ大阪の選手の魅力を引き出す「坂下真心の満開セレッソ」。第2回の対談相手もプロ3年目のFW阪田澪哉（20）。昨年はシーズン終盤にケガをしてしまったが、同7月のドルトムントとの国際親善試合でワールドクラスのゴールをたたき込んだホープの魅力に迫ります。対談前は「結構シャイ」と聞き、緊張していた坂下も、そこは同世代。話してみると盛り上がりを見せ…。新春スペシャルで今回は2日連続で（上）（下）に分けて届けます。まずは（上）編。 【写真】大阪マラソンのチャレンジランを完走したNMB48坂下真心　けろっとした様子 　◇　　◇　　◇　 　坂下　ドルトムント戦のゴールがすごくて。あの位置からってすごいですよね。 　阪田　あの時は試合にも絡めてなかったので。結果を残さないといけない世界ですし、絶対にシュートを打とうとは思ってました。あんないいコースに行くとは思ってなかったので、ビックリしました。結構、セレッソの試合を観に来てくれてるんですよね。 　坂下　イベント（昨年3月の湘南戦）にもお邪魔させてもらって。 　阪田　その時は多分、自分はベンチ外だったので、また来ていただいた時は出て（活躍します）。 　坂下　期待してます。阪田選手は高校の選手権時代から活躍されてたイメージがありますが、プロに入ってどんなところが変わりましたか。 　阪田　ほぼほぼ違います。日常生活からサッカーのレベルも。高校の時は勉強もサッカーも両立でしたけど、職業としてサッカーをやるので、生活もサッカー中心になりましたし、友達とも遊びますけど、サッカー第一になりましたね。 　坂下　私も高校を卒業して、アイドル1本になったんですけど、プロにかける思いも強くなりましたか。 　阪田　そうですね。いつクビになるかも分からない世界ですし、サッカーで高いところを目指して行くってのはあります。 　坂下　チームであり、ライバル。そのあたりの意識はいかがですか。 　阪田　それぞれ意識してるとは思いますがチーム。仲はいいですね。逆に聞きたいです。アイドルグループじゃないですか。個人の活動してる人もいる中で、プライベートとかどうですか。 　坂下　全員がライバルっていうのは分かってるけど、グループで活動してる。プライベートで遊びに行くのもメンバーが多いです。蹴落とすとかじゃなくて、自分の個性を出して外に出て行けるかっていう感じのマインドでやってます。 　阪田　全然、種類は違うけど似てますね。 　坂下　個性を磨くという面は似ているかも。阪田選手のここは人には負けないぞっていうのはどこですか。 　阪田　自分は小さい頃から足が速かったので、前への推進力とかは誰にも負けたくない気持ちがありますし、そこで勝負していくって気持ちがあります。 　坂下　小さい頃からサッカー選手になりたいという夢は強かったですか。 　阪田　言葉に出して言ってましたね。サッカー選手ってごくわずかしかなれない。中学生くらいの頃とかって、周りに言ったら恥ずかしい気持ちも出てくるじゃないですか。それでも、自分は地元の先輩とかにも言い続けるようにしてました。それが今こういう形で実って良かったなって思います。【取材・構成＝阪口孝志】 　◆阪田澪哉（さかた・れいや）2004年（平16）5月11日生まれ、京都市出身。東山2年時の21年度全国高校選手権で8強、3年時は準優勝。23年C大阪入りし、同年4月5日ルヴァン杯京都戦でプロデビュー、6月7日天皇杯2回戦ハリマ戦でプロ初ゴール。24年7月の国際親善試合ドルトムント戦でスーパーゴールを決め、その後は初めて先発に定着。J1通算12試合（今季5試合）無得点。170センチ、64キロ。 　◆坂下真心（さかした・まこ）2005年（平17）8月2日生まれ、大阪府出身。チームB2。22年1月、8期加入。同2月、劇場公演デビュー。23年6月、正規昇格。身長161センチ、血液型不明。愛称は「まこち」。趣味はスポーツをすること。特技はグループ加入まで続けていたハンドボールに加え、サッカー、マラソン、テニスとスポーツ全般が得意。