パワハラ騒動で楽天退団 安楽智大の去就どうなる? 兄貴分・田中将大の自由契約で話題沸騰中
「調査をしている段階」 昨28日、ヤクルトの小川GMが楽天を自由契約になる田中将大(36)について調査していることを認めた一方で、「獲得に向けた調査をしている段階ではない」と、慎重に言葉を選んだ。 【写真】まさか数年後にこうなるなんて…甲子園で輝いていた安楽の「絶頂の瞬間」 ヤクルトは現在、ソフトバンクからFA宣言した石川柊太と交渉中。巨人、ロッテなど複数球団による争奪戦に発展しており、「先に決着をつけないといけない」と、石川獲得が最優先事項であることを強調した。 裏を返せば、石川との交渉が不調に終わった場合、田中獲得に方針転換する可能性を示唆したわけだが、田中を巡っては、ソフトバンク、阪神などが早々に撤退を表明。先日の記者会見で「もう期待されていないんだな」「居場所がないんじゃないか、そう受け取った」などと心境を語ったことについて、ネット上では厳しい意見が出た。 「日米通算197勝の実績は十分も、昨年の右肘手術の影響はあるにせよ、今季はわずか1試合の0勝1敗に終わった。実力の面から見ても、早々に新天地が決まる可能性は高くないでしょう」(放送関係者) そんな中、田中も関与していたとの疑惑が浮上した昨年の楽天選手へのパワハラ騒動で退団に追い込まれた、安楽智大(28)の動向も注目を集めている。 今季はメキシカンリーグのメキシコシティー・レッドデビルズで1年間、中継ぎ、抑えとしてプレー。胴上げ投手にもなるなど、チームのリーグ優勝に貢献した。田中は安楽と一緒に自主トレを行うなど、良好な関係を築いていた。
球団社長は昨オフ「しっかりと面倒見てあげたい」と
さる楽天OBが言う。 「実力があるのは最初から分かっていること。メキシコで裸一貫、再出発を図り、1年シーズンやり通した。本人のインスタグラムに胴上げの瞬間の写真が投稿されているが、応援する声も多い。本人も日本球界の復帰を望んでいますし、手を挙げる球団が出てきても不思議ではないでしょう」 昨オフ、楽天の森井球団社長は安楽の自由契約を発表した際、涙ながらに「現時点では2024年度ということでは考えておりませんが、当然彼の将来をすべて否定するものではないというところ。今後、彼の行動を踏まえ、それを含めて面倒を見るといったらいいのか、所属した選手ですので、しっかりと見てあげたい」などと話していた。 現時点で安楽のNPB球団への復帰話は公にはなっていないものの、果たして「拾う神」は現れるのか……。 ◇ ◇ ◇ 記事本文中にもあるようにヤクルトは田中を調査中だというが、大逆風が吹き荒れていて、「浪人」の現実味が増している。球界のレジェンド的存在なのにいったいなぜか。どうして他球団から不人気なのか。その原因とは。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。