【バレー】秋本美空、福村心優美ら3年生には逸材ぞろい 今大会必見の10人【春高2025(女子)】
第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)が1月5日(日)に東京体育館(東京都渋谷区)で開幕する。下級生時からチームの軸として活躍してきた3年生を中心に、活躍が楽しみなスパイカー陣をお届け 【春高女子トーナメント表】 秋本美空(共栄学園高〔東京③〕) あきもと・みく/3年/身長184㎝/最高到達点305㎝/共栄学園中(東京)/アウトサイドヒッター/U18日本代表(2022年度)、日本代表、U19日本代表(23年度)、U20日本代表(24年度) 2年生時には日本代表に選出され、好スパイカーぞろいの3年生の中でも、この世代の顔となる選手。高さのあるスパイクはもちろん、サーブレシーブ、そして強烈なジャンプサーブとオールラウンドに活躍する。今年度はキャプテンを務め、チームを引っ張る自覚も向上。今季最初で最後の全国大会で、3年間の集大成を見せる。 福村心優美(就実高〔岡山〕) ふくむら・こゆみ/3年/身長178㎝/最高到達点295㎝/栄進中(埼玉)/アウトサイドヒッター 1年生時からエースとしてプレーする、この世代を代表するスパイカー。昨年度の春高では日本一に貢献し、2年生ながら最優秀選手賞を受賞した。クロスへのスパイクには絶対的な自信を持ち、ディフェンス力の高さも光る。今年度はインターハイ決勝で金蘭会(大阪)に敗れたが、国スポの決勝でそのライバルにリベンジ。自信を胸に、連覇が懸かる舞台に挑む。 髙橋 凪(就実高〔岡山〕) たかはし・なぎ/3年/身長167㎝/最高到達点292㎝/就実中(岡山)/アウトサイドヒッター 1年生時から福村の対角を務め、攻守で安定感は抜群。身長160㎝台と小柄だが、得意のストレートへの強打を軸に相手ブロックを正確に打ち抜く。昨年度は福村とともに優秀選手賞に輝いたオレンジコートで、再び大暴れなるか。
西村美波(金蘭会高〔大阪②〕) にしむら・みなみ/3年/身長178㎝/最高到達点296㎝/金蘭会中(大阪)/アウトサイドヒッター/U20日本代表(2024年度) 小中高とすべてのカテゴリーで日本一に輝き、今年は「2024女子U20アジア選手権大会」で自身初の国際大会を経験。高さがあり、威力十分のスパイクで対角の大森咲愛とともにチームをけん引する。負けず嫌いな性格で同級生のエースたちへのライバル心は強い。 大森咲愛(金蘭会高〔大阪②〕) おおもり・さえ/3年/身長173㎝/最高到達点298㎝/小野中(愛媛)/アウトサイドヒッター/U18日本代表(2022年度)、U19日本代表(23年度)、U20日本代表(24年度) 1年生時に「第14回アジアU18(ユース)女子選手権大会」でMVPに輝くなど、国際大会経験は豊富。アンダーエイジカテゴリー日本代表でも磨いたバックアタックは唯一無二の武器になった。レギュラーとして臨む自身初めての春高で、インパクトを残す予感だ。 イェーモン ミャ(下北沢成徳高〔東京①〕) 3年/身長176㎝/最高到達点300㎝/北沢中(東京)/アウトサイドヒッター 昨年度は2度の日本一に輝いたエース。鍛え上げた体から放つ威力ある打球、そして状況判断の優れた打ち分けを武器に、全国屈指の得点力を誇る。キャプテンとなった今季、ケガ人が相次ぐなど苦しんだ時期もあったが、調子を上げて春高へ。前回は準優勝で、あと一歩届かなかった頂点に挑む。 柳 千嘉(下北沢成徳高〔東京①〕) やなぎ・ちか/3年/身長183㎝/最高到達点305㎝/北沢中(東京)/ミドルブロッカー 身長183㎝でブロックジャンプは293㎝と、SVリーガー顔負けのポテンシャル。今年は対角を組む中田藍美がケガで離脱したことで、チームを引っ張る自覚を高めてきた。イェーモンミャに匹敵する得点力を誇るスパイク、そしてブロック力も向上。3回戦敗退(対金蘭会高)に終わったインターハイ以来、今季2度目の全国大会で輝きを放つ。