きっかけは県の「タレント発掘事業」元はソフトボール選手だったパリ五輪メダリストのフェンシング転向 反響大きく 予約すれば誰でも測定会に参加可能
RKB毎日放送
パリオリンピック™のフェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した高嶋理紗選手。 【写真で見る】福岡県タレント発掘事業で初のメダリスト 測定会の参加者増える その才能を見出した「福岡県タレント発掘事業」への関心が高まっています。運動能力などを評価する測定会には多くの小学生が参加しました。 ■銅メダリスト・高嶋理紗選手 20日、福岡県の服部知事を表敬訪問したのは、大牟田市出身でパリオリンピック・フェンシング女子サーブル団体の銅メダリスト・高嶋理紗選手(25)。高嶋選手は、福岡県がトップアスリートの育成に取り組む「タレント発掘事業」に参加したことがきっかけでフェンシングを始めました。 高嶋理紗選手「たくさんの方に応援していただいてそれが試合で頑張る力になりましたし、このメダルという結果につながって感謝しています」 福岡県 服部誠太郎 知事「タレント発掘事業から初めてのメダリスト誕生ということで、本当におめでとうございます。」 ■2004年に始まった福岡県の「タレント発掘事業」 2004年に始まった福岡県の「タレント発掘事業」 身体能力の高い小中学生を探して、適性のある競技の指導者とつなぐことで、世界で通用するトップ選手を育てようという取り組みです。 高嶋選手は小学生の頃、ソフトボールをしていましたが、タレント発掘事業でフェンシングの才能を見出され、中学生の時にJOCエリートアカデミーのメンバーに選ばれました。 高嶋理紗選手「タレント発掘事業を通してフェンシングと出会って、本当に自分に合っているのか分かりませんでしたけど、こうやってオリンピックでメダルを獲得できて、フェンシングを始めて良かったなと思いましたし、どんな状況でも温かく見守って頂けたことに感謝しています。」 事業開始から20年でこれまでの修了生は473人。 今回のパリオリンピックには8人出場しましたが、修了生でメダルを獲得したのはフェンシング女子サーブル団体銅メダルの高嶋理紗選手と福島史帆実選手が初めてです。 ■五輪後の測定会、小中学生約80人が参加 そして、未来のオリンピアンが再び誕生するかもしれません。