さっぽろテレビ塔の高さは「144m」…公称147・2m、05年アンテナ工事で縮んでました
札幌市のランドマークの一つ、「さっぽろテレビ塔」(札幌市中央区)の運営会社は25日、塔の高さが公称の「147・2メートル」ではなく、実は「144メートル」であることを明らかにした。 【写真】スーパームーンとさっぽろテレビ塔
1957年の完成時から2005年までは間違いなく147・2メートルだったが、05年の工事で先端部のアンテナが3・2メートル短くなり、それが周知されないまま今日に至っているという。
運営会社もアンテナが短くなった詳しい経緯は分かっていない。ただ、05年にNHKのアンテナの一部を撤去する工事が行われており、この際に3・2メートル縮んだとみられるという。一方、工事の結果は情報発信されておらず、札幌市の資料や観光ガイドブックなどの記載も「147・2メートル」のままになっている。
テレビ塔は22日、文化審議会が国の登録有形文化財にするよう答申したばかり。運営会社は「これを機に『144メートル』で覚えてもらいたい」としている。