愛されて30年! ブレンド茶のパイオニア「十六茶」の工場見学で分かったおいしさの秘訣とは
実際にブレンドを体験!結果は……
さて、「十六茶」のベースとなる素材をブレンドした中に、好きな素材を加えて、自分だけのブレンド茶を作ってみました。これが結構楽しい! ついつい、好きなフルーツ系の素材を多めに、美容も意識して(笑)、「みかんの皮」「ゆずの皮」「柿の葉」「たんぽぽの葉」などを投入してみました。
いざ、マイブレンド茶を試飲してみると……苦い! フルーツ類を入れすぎたせいでしょうか。苦味がまさって、さっぱりしてるようで口の中に苦味が残りました。むむ、ブレンド茶、恐るべし。「十六茶」がいかに、おいしさと健康を追求した複雑なブレンド茶なのか、実体験でよくわかる結果となりました。
工場へ潜入! 十六茶ができるまで
ブレンド茶を楽しんだ後は、シャンソン化粧品の工場見学へ。「十六茶」は先に述べた通り、シャンソン化粧品社が原料供給(焙煎、粉砕、ブレンドなど)を行い、それをアサヒ飲料で抽出、充填、ラベリングなどを施し、ペット飲料として製造販売しています。 工場の前に到着すると、お茶ならではの香ばしい香りが漂ってきました。衛生管理を徹底し、いざ工場内へ!
まずは16種類の素材の特徴を引き出すように、原料ごとの条件に合わせて別々に焙煎していきます。今回見たのはハトムギの焙煎。焙煎されていくハトムギは、まるでコーヒーのよう! 素材ごとに厳しい検査チェックを行った後、冷却・粉砕。粒度や色、香りなど様々な製品検査を通過し、ようやく全素材のブレンドが行われていきます。
最後は人の手を加えながら袋詰め(包装)。その後も品質管理部で味とか無生物とか官能検査をし、合格したものがアサヒ飲料へと出荷されます。この段階でも最長で5日! ちなみにこちらの工場では台湾用の「十六茶」やアメリカ用などの原料も供給していきます。送る国に合わせて処方、味を変えているそう。ブレンド茶ならではの細かな工程と品質管理の末、でき上がる「十六茶」。ペットボトル飲料製造の深淵をのぞいた後に飲んでみると、また違った味わいを感じました。