長野で震度5強 長野北部「特段活発になった印象はない」
25日夜に長野県北部で最大震度5強を観測した地震を受けて、気象庁が会見し、今後2、3日は揺れの強い地震が発生することが多いとして、「揺れの強かった地域では、最大5強程度の地震に注意を」と呼びかけた。
大震災翌日の震度6強地震の近くで発生
同庁によると、今回の地震は25日午後9時13分ごろに長野県北部を震源地として発生。震源の深さは6キロで、地震の規模を示すマグニチュードは速報値の5.1から暫定値で5.2に更新された。長野県北部の栄村で最大震度5強を観測したほか、新潟県の十日町市、上越市、津南町で震度4を記録した。 会見した尾崎友亮・地震情報企画官は、今回の地震は、2011年の東日本大震災翌日の3月12日に震度6強を記録した長野県北部地震の比較的近くで起きたと説明。2011年の地震の後で地震活動が活発になり、少し収まったところで今回の地震が起きたとした。 一方で、今月12日に長野市、大町市、小川村で震度5弱を観測した長野県北部の地震とは50キロほど離れているといい、「少し違う場所の活動。完全に関連はないと断言はできないが、基本的には違う活動なのかなと思う」との見方を示した。 今回の地震を含めて、長野県北部で地震活動が活発化したのかとの問いには、「地震活動自体は日本どこでも起こりうる。特段活発になったというほどの印象はない」と述べた。