パウレスが2度目の宇都宮ジャパンカップ制覇!|宇都宮ジャパンカップ
パウレスが2度目の宇都宮ジャパンカップ制覇!|宇都宮ジャパンカップ
10月18日(金)から20日(日)にかけて栃木県宇都宮市を舞台に開催された「2024 宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」。大会最終日の20日(日)には宇都宮市森林公園を舞台にロードレースが行われ、5人でのスプリント争いを制したニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト、アメリカ)が優勝。2022年以来2度目のジャパンカップ制覇となった。
秋晴れの下、ハイレベルなレース展開に
コースは森林公園周辺の1周10。3kmを14周する144。2km。前日までの不安定な天気から一転、秋晴れの陽気となり、気温20度前後とレース日和となったものの、時折強い風が吹くコンディションとなった。
レース序盤の展開
レースは10時にスタートすると、1周目の古賀志の下りでアンドレア・パスクアロン(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)のアタックをきっかけに6名が抜け出す。しかし、強力なメンバー構成となったことでハイペースな展開となり、2周目には逃げ集団は4名に絞られる。 集団はリドル・トレックが中心となってコントロールし、タイム差を40-50秒程度で維持する。3周目の最初のKOMは大きな争いにはならず、パスクアロンが先頭通過。しかし、4周目の平坦区間で9名の追走集団が追いつき、先頭は13名の大集団となる。人数が多く、それぞれのチームの思惑も異なったため、ペースが上がらず5周目の古賀志の登りで集団が吸収され、レースが振り出しに戻った。
パウレスを含む5人に絞られた優勝争い
その後もアタックと吸収が繰り返される中、11周目の古賀志でパウレスがアタック。これにマテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス、スロベニア)、イラン・ファンウィルデル(スーダル・クイックステップ、ベルギー)、マウリ・ファンセヴェナント(スーダル・クイックステップ、ベルギー)、マイケル・ウッズ(イスラエル・プレミアテック、カナダ)の4名が反応し、有力選手による5名の先頭集団が形成される。 12周目のKOMはパウレスが先頭通過。最終周回の古賀志の上りでは、ウッズとパウレスのペースアップによりファンウィルデルとモホリッチが脱落する。しかし、得意のダウンヒルでモホリッチが先頭に復帰。その後、先頭集団が牽制し合う中、ファンウィルデルが追いつきそのままアタック。カウンターでウッズがアタックするも、最後は冷静にレースを運んでいたパウレスがスプリントを制し、2022年以来2度目の優勝を飾った。