玄関先でうずくまっていた子猫…8年経った現在の美ニャン姿が尊い「最期まで愛情を注ぎ続けたい」
白とシルバーのふわふわな被毛が美しい猫「みと」ちゃん。実は、X(旧Twitter)ユーザー・春駒(@h_alpara)さんに保護された「元保護猫」なのです。 【写真】家の前に現れたみとちゃん…母猫や兄弟もおらず、一匹だけで寝そべっていました 今は、見違えるほどの美ニャンになったみとちゃんですが、飼い主さんが保護した当時は、とても小さく弱々しい子猫でした。 今回は、飼い主さんのご協力をいただき、みとちゃんの視点から飼い主さんとの出会いについてご紹介します。
運命の出会いと新しい家族:みとちゃんの物語
2016年7月の朝、みとちゃんは家の前で小さくうずくまっていました。家の人たちが気づき、手のひらほどお大きさしかなったみとちゃんのことを気にかけてくれるようになったのです。 その頃、みとちゃんに家族はおらず、母猫や兄弟もいませんでした。そんなみとちゃんを、毎日少しずつ見守りながらご飯をくれたのが、今の飼い主さんだったのです。最初は遠慮して勝手口の方へ近づくだけだったみとちゃんは、ある日、思い切ったように家の中へ入ってきました。 飼い主さんは「もう飼うしかないね」と言って、みとちゃんを家族に迎え入れてくれたのです。
新しい“猫生”の始まり
その後、飼い主さんのおうちで暮らし始めたみとちゃん。とてもおとなしい性格で、すぐにトイレを覚え、壁で爪を研ぐこともありませんでした。ただ、引っ越しをしたときは戸惑った様子だったといいます。ベッドの裏に隠れてしまうこともありましたが、飼い主さんはそっとみとちゃんに寄り添い、安心して暮らせるように試行錯誤してくれました。 そのかいあって、今は「ここが私のお城」と思っているかのように、のびのびと過ごしてくれるようになったみとちゃん。ご飯の時間には「お手」や「おかわり」をしたり、寝転がったまま爪を切ってもらったりすることもあるそうです。 こうして家猫生活を満喫していたみとちゃんですが、一度だけ、外への興味を押さえることができなくなったのか脱走してしまったことがありました。 幸い、すぐに家へ戻ってきたそうですが、飼い主さんは、再び、このようなことが起こらないように対策を講じることを決意。二重扉や窓に金網を取り付けるなど、みとちゃんのためにさまざまな安全策を施しました。