復活の宇佐美貴史が32歳にしてさらなる進化に手応え 遠藤保仁コーチの「もっとできていいんじゃないかな」にも呼応
『2024 Jリーグアウォーズ』が10日に催され、ガンバ大阪FW宇佐美貴史が9年ぶり3度目のJリーグベストイレブンに輝いた。 今季の宇佐美は2015年以来の二桁となるチーム最多12ゴールを決め、アシストでも8つをマーク。G大阪も7位以上という今季目標を大きく上回る4位フィニッシュに節目の10冠にあと一歩の天皇杯準優勝と近年の残留争い続きから大きく息を吹き返した。 今季は最後までG大阪の象徴らしく、そしてエースらしい活躍が光り、任されて2年になるキャプテンとしての姿も板についたが、32歳にしてさらなる進化に手応えを口にする。 「ボールを扱うところに関しては元々、自信がありましたけど、そこも全然伸びていけるなと感じています。それにプラスしてもっとやっていかないといけないですけど、サッカーを始めた頃からの強みなので、そこを伸ばしつつ、できないこともどんどんとできるようにして、チーム内での存在感も高めていきたいです」 そんな宇佐美と現役時代を過ごし、今季からコーチと選手の間柄となる遠藤保仁氏は功労賞受賞を受けての取材で今年1年の活躍ぶりを問われると、期待も込めながらこう語っている。 「周りがどう思っているかわからないですけど、当然のパフォーマンスをしたまでだと思っています。彼はそれだけの能力がある選手だと日頃から感じますし、今年は調子がいいとか言われているみたいですけど、本来の姿を見せられただけ」 「ベストイレブンとか、こういう賞で『また来年も頑張ろう』という気になると思いますし、僕らで言うと、チームのキャプテンとして『チームを引っ張っていこう』というところにもっともっと繋がっていって、『来年もいいパフォーマンスを』っていうふうになっていくはず」 「本当に素晴らしいシーズンを送りましたけど、彼ならもっとできていいんじゃないかなと。コーチの立場からして、彼をもっともっともう一個上のレベルに上げていくために色々とコミュニケーションを取りながらやっていければいい」 遠藤コーチの要求に宇佐美本人も「そのとおりだと思います。まだまだ足りないですし、ゴールもアシストもできたと思います。来シーズン、もっとパワーアップした姿というか、結果を見せていけたら」と呼応。来季へ決意を新たにした。
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