「松本人志もういらん」「採点グダグダ」キングオブコント「松本不在」にあふれる賛否…注目集める『M-1』の行方
10月12日、『キングオブコント2024』決勝戦がおこなわれた。ラブレターズ、ロングコートダディ、ファイヤーサンダーの3組がファイナルステージへ進み、合計947点を獲得したラブレターズが優勝を手にした。 【写真あり】キングオブコント優勝したのは、苦節15年のラブレターズ 「『KOC』といえば、ダウンタウン・松本人志さんが2015年から審査員長を務めていました。しかし、松本さんは昨年末に『週刊文春』で性加害疑惑が報じられ、裁判に集中するとして今年1月から芸能活動を休止。 8月に予定されていた裁判は和解協議のため延期され、11月にあらためておこなわれるとも報じられており、結果が出るにはまだまだ時間がかかるでしょう。 そのため、今回のKOCはシソンヌ・じろうさんが新たな審査員として抜擢され、松本さん不在の穴を埋めました」(芸能記者) 他の審査員は、東京03・飯塚悟志、バイきんぐ・小峠英二、ロバート・秋山竜次、かまいたち・山内健司が名を連ね、歴代王者5人が審査を務めることに。MCはいつもどおりダウンタウン・浜田雅功が就任し、松本不在のためか、ふだんよりボケ多めの回しぶりを見せた。 「審査でいえば、秋山さんや山内さんらがあまり点数に差をつけないなか、飯塚さんは意識的にか、かなり点差をはっきりつけていました。 振り幅が大きかったため、飯塚さんの好みがやたらと目立ち、SNSでは賛否がわかれています。あらためて、お笑いを審査することのむずかしさが浮き彫りになった大会でした」(芸能記者) 大会を終え、Xでは「松本不在」のKOCに対し、賛否どちらの声も続々と寄せられている。 《やっぱり松本人志の存在は、大きいなと思った。番組自体がなんか緩い雰囲気。10組中数組が、審査員に対して言いたい放題なとこあった。》 《採点がグダグダだったせいで逆に過去の松本人志の採点が際立ったな 採点者の好みというか、面白さとかウケより「コント村の中の理屈」が先に立ってしまった気が。松っちゃんは、その辺のバランスが絶妙だった。》 《やはり松本人志が審査員にいないと他の芸人は炎上したくないのか同じような点数ばかりで意味の無い僅差ばかりでつまらん。真っ当に審査をして得点差をつけてたのは飯塚くらいやん。》 などと、松本の不在を嘆く声もあれば、今大会の雰囲気に肯定的な声もみられる。 《シソンヌじろうの審査員は良かった。来年もこのメンバーでお願いします。松本人志はもういらん。》 《今後松本が復帰した時、2024の王者は格低いとか言われるの怖くて心配してたけど全然無駄な心配だったな個人的には過去1で好きな回だった》 《松本人志がいなくても今日もエンタメ界は回っている。結果的に松本がいない方が浜田や審査員の芸人はもちろん、出場芸人にとっても良かったと思う。》 次に注目されているのは、毎年末に開催される『M-1グランプリ』だろう。 「しかし、松本さんの年内復帰は絶望的です。一時は文春との和解ムードが報じられていたにもかかわらず、11月に第2回弁論準備手続きがおこなわれることに。裁判は長期化するのではないかと見る意見も多く、やはり『M-1』は松本さん抜きか、あるいはKOCのように新しく審査員を投入する形になるのではないでしょうか」(前出・芸能記者) 2001年から19人もの王者を輩出している『M-1グランプリ』だが、松本人志がいない初の大会となればまた話題になりそうだ。