【実際に購入 オーナーのレポート】日産リーフを3台乗り継ぎ13年、ZE1型3度目の車検
EVライフも13年経ち、今思うこと
2011年から乗り継いだ24kWhと30kWhの日産リーフZE0型は、バッテリー容量の低下で遠乗りに耐えられなくなり、3台目となるZE1型に買い換えることになりました。当然その時にEVをやめる選択肢もありましたが、すでにEVの魅力にとりつかれており、凝りもせずまたまた日産リーフを購入してしまいました。 その結果、幸いにもZE1型の40kWhバッテリーの劣化性能はとても改善されており、7年経った今でも快適なEVライフが続いています。ただ、日常生活での利用が中心で、月に1~2回ある平日の遠出でも、1日に200km以上走ることはほとんどありません。また、夏場の高速道路で、SAでの充電を必要とするような連続運転は、バッテリー温度の上昇があるのでなるべく避けています。 このようなライフスタイルであるのと、自宅で夜間充電できることもあり、日産リーフを問題なく楽しめているのだと考えられます。このように、ライフスタイルと生活環境の合致することが重要で、そのようなユーザーには魅力的なEVワールドをもたらしています。 2011年の秋から約13年間も3台の日産リーフに乗ったことになりますが、この間、車体トラブルなどは全くありませんでした。急速充電のスポットで充電できなかったこともありません。新しいクルマなので、もう少し何か困ったことが起こるかと覚悟していましたので、嬉しい想定外でした。これは日産リーフに限らず、構造のシンプルなEV共通の強味なのではないでしょうか。 それにしても、電気代の高騰には驚きです。13年前は多くの原子炉発電所は稼働しており、夜間の電気料金は特別に安かったのです。今も一応夜間料金の安いプランを契約していますが、昼間とほとんど同じ28.85円/kWhで、13年前の約2.5倍にもなっています。お得感はだいぶ減ってしまいました。それでも通常のハイブリッド車よりはランニングコストは抑えられていると思います。 充電スポットの利用状況はそれなりに混雑してきていますが、思っていたほどにはなっていないと感じています。13年前は、充電スポットが増えていったとしても、すぐに足りなくなり、パニックにでもなるのではないかと思っていました。しかし、EVの普及が遅く、搭載されるバッテリーの容量も増えたことで、経路充電のニーズが予想ほどには増えていかなかったのではないかと考えられます。