ドルフィンズ・斎藤拓実、自己最多34得点 敗残り8秒で同点シュート、延長戦制し「大きな自信につながる試合」【B1リーグ】
◇15日 りそなB1リーグ第12節 名古屋D97―91横浜BC(ドルフィンズアリーナ) 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は同じ中地区の横浜BCをオーバータイム(延長戦)の末、97―91で下し、B1ホームゲームでの通算来場者数70万人突破の節目の一戦を勝利で飾った。名古屋Dは2連勝で、今季10勝11敗。18日はホームで中地区の川崎と対戦する。 ポイントガードの斎藤拓実(29)がキャリア自己最多タイとなる34得点と爆発し、ドルフィンズを2連勝に導いた。オーバータイムにもつれる大接戦を制し、「チームとして大きな自信につながる試合になった」と声を弾ませた。
86―88で迎えた最終第4Qの残り8秒。ラストチャンスでねじ込んだシュートは残り時間と点差を考えての駆け引きのたまものだった。「ファウルしようとしてきた相手の逆を突いて、(相手の)ヘルプが遅れたところをしっかり決めきれた」。土壇場で同点に追いつくと、続く5分間のオーバータイムでも計5得点と躍動し、勝利の立役者となった。 チームは今月、敵地で琉球、A東京に3連敗するなど波に乗れないでいる。チャンピオンシップ(CS)を目指す上で、同地区で自分たちより下の順位に沈む横浜BCには連勝は不可欠だった。「ミーティングで自分たちを何度も見つめ直した」と必勝を期して臨んだ横浜BCとの2連戦を2連勝。戦い終えた司令塔は「何よりもうれしい」と本音を漏らした。
中日スポーツ