川村調教師が死去 病気のため、66歳 16年東海Sなど重賞3勝 和田竜が追悼「先生の支えのおかげです」
JRAは14日、川村禎彦調教師=栗東=が10日に病気のため死去したと発表した。66歳だった。78年に栗東・長浜彦三郎厩舎所属の騎手としてデビュー。439戦48勝の成績を残して、87年に引退。その後、調教助手を経て、95年に調教師免許を取得した。調教師としてはJRA通算7311戦426勝。重賞は16年東海S(アスカノロマン)など3勝を挙げた。 川村厩舎とのコンビで1096回騎乗、87勝と騎手最多の数字を残し、今年の大井・雲取賞をブルーサンで制した和田竜は「私がデビューする前から30年に渡り支えていただいた大好きな先生。吉永猛先生の跡を継ぎ、師匠の流儀を最後まで貫く姿を尊敬していました。長年の感謝を川村先生に直接お伝えできず、この場をお借りして感謝申し上げます。まだ騎手として乗ることができているのも、先生の支えのおかげです。本当にありがとうございました。寂しいです。ご冥福をお祈り申し上げます」と追悼のコメントを寄せた。 なお、厩舎の管理馬35頭は、14日付けで栗東・庄野厩舎へ転厩する。