「青森山田-滋賀学園戦みどころ」勝てば共に初のベスト4進出!勝敗のカギを握る強打の4番に注目!【大会12日目第2試合】
19日、第106回全国高校野球選手権大会(甲子園)は大会12日目を迎え、ベスト8の4試合が行われる。第2試合では青森山田(青森)と滋賀学園(滋賀)が対戦。ともに初のベスト4進出を目指す両者の対決となった。 【トーナメント表】夏の甲子園 大会11日目までの結果一覧 25年ぶりベスト8進出を果たした青森山田は、投打にタレントが揃い、隙の無い野球で勝ち上がってきた。投げてはエース右腕・関 浩一郎投手(3年)が初戦で104球完投勝利とエースの名にふさわしい投球を見せた。この日の直球は最速146キロ、平均球速140.65キロとセンバツ大会から直球の平均も4キロ上げる成長を見せている。3回戦では3投手の継投でエース関を温存。休養日も挟み万全の状態で臨む。 野手の注目は4番の原田 純希内野手(3年)。石橋との3回戦では、中越えの本塁打を放つなど青森大会から示してきた高校生離れのパワーを甲子園でも見せつけた。主砲の活躍で同校初のベスト4進出を狙う。 滋賀学園も3試合全てで2桁安打と打線が強力だ。特に4番・岡田 幸大内野手(3年)は霞ヶ浦との3回戦でで4安打の大暴れ。ここまで打率.429とまさに4番の活躍を見せている。岡田以外でもスタメンの内4人が5安打、2人が4安打と切れ目のない打線で得点を重ねてきた。同校初のベスト8を決め、新たな歴史を更新することが出来るのか注目だ。 投手陣は3投手を擁して勝ち上がってきた。全3試合で先発登板のエースの脇本 耀士投手(3年)は、2戦目で花巻東を相手に完封勝利をあげている。リリーフで登板している高橋 侠聖投手(3年)、土田 悠貴投手(2年)に加え、186センチの長身右腕・長﨑 蓮汰投手(2年)や最速145キロを計測したプロ注目の遊撃手・岩井 天史内野手(3年)も控える状況だ 両校とも投打にバランスのある戦力を擁し、安定感のある勝ち方を見せてきた。初のベスト4進出を決めるのはどちらか。熱い戦いから目が離せない。