衆院の裏金関係議員は収入増 旧安倍派、参院は減少
2023年分の政治資金収支報告書によると、自民党旧安倍派で派閥裏金事件に関係した国会議員の平均収入を前年と比較したところ、衆院議員は398万円増の7375万円だった。参院議員は1778万円減となり3732万円。22年には参院選があった。 対象は、衆院側が10月の衆院選で当選した裏金関係議員16人(党非公認となった世耕弘成、萩生田光一、西村康稔の各氏を含む)。参院は裏金事件で離党し無所属の大野泰正氏を除く29人。大野氏は東京地検特捜部などに関係書類を押収され、収支は「不明」と届け出ている。収支報告書を訂正している場合は、訂正前の金額と比較した。 衆院で最も収入が多かったのは西村氏(兵庫9区)の1億6414万円。前年より2582万円減らした。 参院からくら替え出馬した世耕氏(和歌山2区)は784万円減となる1億4354万円、萩生田氏(東京24区)は1801万円増の7918万円だった。
7123万円だった小森卓郎氏(石川1区)は前年より3277万円増となり、16人中、最も収入を増やした。