【肉体美がすごい】超イケメンと話題!「義足」のモデル"かわけい"の魅力に迫る
「KawaK(かわけい)」として、モデルやTikTokerとして活躍する川原渓青(かわはら・けいせい)さん。彼は義足を利用しながらも、制限を感じさせない生活を送っており、その人生を楽しむ姿勢がたくさんの人々に力を与えている。 【写真】義足モデル・KawaK(かわけい)の肉体美&こだわりの詰まったファッションまとめ 今回はそんなKawaKさんにインタビュー。「生きていないと苦しみも味わえない。なんだって挑戦して、経験するのがいいよね」と話す彼に、ウィメンズヘルスの読者にとっても人生のヒントにもなるような、「かっこよすぎる」人生観について紹介していく。
不自由だからこそ、自由な生き方を
2019年1月に起きたバイク事故によるけがで、右膝下を切断したKawaKさん。過酷なリハビリを経て、中学のときから始めた水泳競技をリスタートし、2021年には、パラアスリートとして400メートル自由形と100メートル平泳ぎで当時の日本記録を更新。そして現在は引退し、SNSの発信やモデルとしてさまざまな媒体で活躍している。彼の経歴は、多くの挑戦と進化の物語の連続だ。 「大学3年生の終わりに事故にあったから、みんなが就活をはじめるタイミングで、自分は歩く練習しかできないという現実。就職がまず無理だとなり悩んでいたときに、大学時代の水泳のコーチにパラ水泳があるからやってみないかと言われ、大学院で本格的にパラアスリートとして挑戦を始めました」 競技に取り組みながらも、同時進行でSNSで『義足』の発信もはじめたKawaKさん。 「義足に関する情報を調べまくっていたのだけれど、出てくる情報はおじいちゃんやおばあちゃんが病院でリハビリしている映像ばかり。でも自分が見たいのは、友達とカフェに行っている様子や普通に歩いているような日常の映像。でも調べている限り、まだなかったから、水泳と並行しながら自分で発信してみようと思ったのがきっかけです。あとは、パラ水泳を見ている人って、選手の家族やコーチ、監督とか、障害のある人たちと関わった人ばかり。どうしたら見てくれる人が増えるかなと考えたときに、障害者の自分が健常者の世界に飛び込むのが早いなと思って、モデルとしての活動やSNSの発信にどんどん力を入れました。『義足って不自由だと思われがちだからこそ、生き方は誰よりも自由でいたいな』と思っているから、同じ境遇の人たちにも大げさかもしれないけれど、勇気を与えたい」 2足のわらじで進んでいたが、パラアスリートはコロナ禍をきっかけに引退を決意。 「コロナ禍で部活のメンバーやコーチと半年間会わない期間がありました。でも、東京オリンピックを目指していたから、一人でできる練習をできる限りやりました。いよいよ、久しぶりの大会が開催されるとなってワクワクしながら行ったら、会場は大きいけれど、観客はゼロ。いるのはいつも練習で見ているコーチと選手だけ。いままでの大会で経験した、観客からの声援で奮い立たされた、その舞台がなくなっていたんです。そのときに、自分は舞台に立つために頑張っていたことに気づきました。そこから、モチベーションが下がってしまって、引退を考え始めたと思う。自分が挫折してしまったからこそ、孤独のなかで頑張って、東京でパラリンピックに出たほかの選手のことは、本当に尊敬しています。精神力が強いなぁと」