仮想通貨が不正流出 ビットポイントが会見(全文3)約5万人の顧客が被害に
同じことが別の取引所のサーバでも起きたのか
日本経済新聞:日経新聞の【スガ 00:39:44】と申します。海外に取引所についてなんですけれど、ここで流出した額というのは御社のほうで保証するかどうかというのが1点、もう1つは今回、原因について、当社のウォレットサーバで管理しているホットウォレットの秘密鍵の窃取・不正使用でありますけれども、これは同じことが別の取引所のサーバでも起きたということなんでしょうか。 小田:回答させていただきます。先ほどお配りした紙の一番最後なんですけれども、今回、海外の仮想通貨取引所、交換所のほうで、最大で約2億5000万円流出を【させていただきました 00:40:19】。この点に関しましては、原則的に今ご指摘いただいたとおり、当社に、とは思ってはいるんですけれども、と考えております。払い戻しのほうの対象となると考えております。 あともう1点、今回うちの、日本のほうと海外のほうということなんですけど、海外の取引所に関しましても、日本の取引所と同じサーバ構成というか、そういった関係がございますので、今回、流出対象となったというふうにご理解いただければと思います。 司会:次の手の方。じゃあその方、その人ですね。5列目ですね。
自主規制ルールは順守していたのか
日本経済新聞:日本経済新聞【ミナミ 00:41:07】と申します。こちらですね、すみません。ちょっと基本的なところを含めて確認させていただきたいんですけれども、協会のほうで自主規制ルール等々定められているかと思うんですが、こちらは順守されてたという理解でよろしいんでしょうか。 小田:回答させていただきます。ただいまご質問いただいた点に関しましては、一般社団法人日本仮想通貨交換業協会のルールのことかと考えます。仮想通貨交換業協会のほうが今、現状言っているルールといたしましては、全体のお客さまの資産の中で、全体で20%を下回る金額をホットウォレットにするようにといった思想がございます。先ほど回答させていただきましたとおり、今回、流出額、全体の13%となっておりますので、その観点からすると、今回、交換業協会のほうが定めるルールにのっとって運用を管理していたとは考えております。とはいっても、今回、全体で30億を超える金額、不正流出になってしまいましたので、大変申し訳ないとは考えております。 日本経済新聞:その上で、流出が起きているということで、これは自主規制ルールに不十分なところがあるという話なのか、あるいはその上で内部管理、セキュリティー等々、不備があるという話なのか、いったい何が問題だったというふうにご覧なんでしょうか。 小田:今回、当社の仮想通貨取引所のほうから流出起きておりますので、そういった意味でいいますと、一義的には当社のウォレットシステムのほうが、当社としても対応は取っていたつもりではあったんですけれども、それが十分でなかったということかと思ってはおります。 司会:じゃあ、すみません、そちらの3列目の眼鏡の方。腕まくりしている方ですね。マイクランナーの方、分かりますかね。もう1回手をあげて。その方ですね。すみません、ちょっと。