仮想通貨が不正流出 ビットポイントが会見(全文3)約5万人の顧客が被害に
流出期間は?
NHK:どうもありがとうございます。NHKの【カジハラ 00:32:35】と申します。2点あります。1点目は、先ほどの質問とも重複するんですけれども、この経緯の中で、あらためて、流出がいつの時点からいつの時点まで続いているということ、分かりましたらお願いします。 小田:はい。 NHK:で、はい、じゃあ1点目お願いします。 小田:まず1点目から回答させていただきます。こちらによると、9時11分から、まず初め、仮想通貨リップルの送金エラーが検知されました。可能性としては、この9時11分後と考えております。次にご質問いただきました、じゃあそこからいったいどこまで不正流出がっていう点に関しましては、これに関しては、今回、仮想通貨のホットウォレットのキーが盗難されておりますもので、そういう観点で言うと、われわれのほうがそれを止めようと思っても止められないわけなんですね。 そういう観点では、まず対策としては、ホットウォレット、あったものを、コールドウォレットに持っていって、その中身を空っぽにしたというとこではあるんですけども、万が一、その後に入ってきたものに関しましても、流出する可能性がございますので、そういう観点で言うと、9時11分からというふうにご理解いただければありがたいかなと考えます。
海外グループ会社の流出状況は?
NHK:それで終わりというか、不正流出しなくなったという時点でいうと、この翌日、6時30分のサービス停止なのか、あるいは全てコールドウォレットに移した何時何分って、そういう時点なのでしょうか。 小田:そうですね、そういった観点で言いますと、ホットウォレットからコールドウォレットに持ってきたタイミングなんですけども、先ほども回答させていただきましたとおり、ホットウォレットに、仮にその後入ってくる場合に関しましては、それがまた流出、可能性もございますので、なので当社といたしましては、その6時半に1回会員に対する送受金サービスは停止させていただきまして、なお、同日、午後1時ごろに、全会員に対しましてうちの仮想通貨、送受金しないようにというメールを送っております。そこで注意喚起をしているというふうにご理解いただければ幸いでございます。 NHK:ありがとうございます。 朏:1点、補足をさせていただいてよろしいですか。 NHK:はい。 朏:送ってしまうと入ってしまいます。そうすると、秘密鍵を持っている者から窃取されることに、今、状態としてはなっておりますので、これは業界団体であります日本仮想通貨交換業協会を通じまして、日本の各会員さまに、ビットポイントの指定アドレスには絶対に送らないようにというお知らせを、会員さまから各お客さまに対して出していただくようにお願いをしております。 NHK:ありがとうございます。2点目なんですけれども、海外のグループ会社でも、総額で、円にして2.5億円ほどの流出があるということですが、御社、拝見しますと、6つの国と地域でやられてるかと思いますけど、どちらの国でそれぞれどれぐらい、今、みておられるか、伺えますでしょうか。 小田:はい。現段階で確認されてるところで言いますと、うちが交換所を展開してるところで言いますと、韓国・香港・台湾・マレーシア・パナマ・タイで展開をしております。ここでどれだけ、どこで幾らぐらいということに関しましては、現段階では開示をしていない関係で、またそれは具体的な数字、確定した段階で開示のほうをさせていただければと存じます。